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「後引く映画・・・是枝監督に会いに行く!

「うちのアパート、今日は一日断水だから、映画でも観に行かない?」と妻。久しぶりに妻とデートした。横浜山手で暮らしていると桜木町までは良く行くが、横浜まで足を延ばすことは滅多にない。だから、映画館は桜木町駅近くの「横浜ブルク13」「kino cinéma横浜みなとみらい」に行くことが多い。

ところが、妻の美容院の予約時間と2人のランチ時間を考えて逆算すると、上映時間が合うのが、横浜駅直結の映画館、「T・ジョイ横浜」しかなかった。横浜駅まで行くことにした。

ペア50割で観たのは、カンヌ国際映画祭で、脚本賞、クィア・パルム賞を受賞した映画『怪物』

予告映像からは想像もできない展開だった。

61歳にして3歳の長男のいる俺。
シングルマザーの女性と息子のシーンに、まず思ったのは、
「オレ、長生きしよう!」。

(C)2023「怪物」製作委員会

それぞれの視点が丁寧に描かれていて予想を超える展開で、それぞれの闇の描き方も深い。是枝監督と脚本家・坂元裕二のコンビだからこそ成立した映画だと思った。時系列が複雑に構成されているので、もう一度観たくなる映画だ。とにかく後引く映画でランチの最中も、帰宅してからも妻としばらく映画「怪物」の話で盛り上がった。

偶然、妻がサイトをチェックしてて是枝監督の舞台挨拶を知り、奇跡的に空席があったので即予約した。誰かが監督に質問し、監督がどう答えるかに興味が湧いたのだ。俺も質問しちゃおうかな・・・
「颯馬(ふうま)と家にいるから、一人で観てくれば・・・つよぽん( 石原剛)Kazuさん誘ってみるのも、いいかもね」
妻に感謝。
明日、6/16(金)19時から映画館、「T・ジョイ横浜」で是枝監督に質問できる上映時間に、もう1回観に行く。

やっぱり坂本龍一の音楽も、いい。
大好きな俳優、安藤サクラをはじめ、俳優陣も「こわっ!」と思える怪演・名演。映画を観終わって、「怪物」という意味も違って見えた。
「怪物だーれだ?」

 ほとんどの人は
 大人になるにしたがって
 自分よりもみんなにどう思われるかで
 生きるようになる。
 パウロ・コエーリョ(著)
 「アルケミスト 夢を旅した少年」より

「アルケミスト 夢を旅した少年」より

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