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一人旅記①フィンランドとシナモンロールとサウナ

昨年冬に行った、フィンランド一人旅の記録。

私は一人旅をする時、自分の中でルールを決めたり、目標を決めたりするのが好きだ。

20歳の時初めてヨーロッパ一人旅に行き、パリに滞在した際は
「毎日違うパン屋さんのパンオショコラを朝ごはんに食べるぞ!」と決めて、毎朝早起きをしてパン屋巡りをしたり、
イギリス留学中に週末を駆使してスウェーデンのストックホルムに一人で出向いた際には、
「本場のfikaを体験するぞ!」と意気込んでカフェを何軒も回って、コーヒーをバカバカ飲んだりした。

そして、今回のフィンランド一人旅の目標が、
「シナモンロールをたらふく食べるぞ」
「マリメッコ本社の食堂で社食を食べるぞ」
「本場のサウナに入るぞ!」
の三つだった。


無事に前記の二つをクリアし、

Regattaのシナモンロール
マリメッコ本社の社員食堂

三つ目の目標「本場のサウナに入るぞ!」を達成するために、最終日に、首都ヘルシンキからタンペレへ移動した。

目的地は、Rauhaniemi Folk Spaという湖の横にあるサウナ。

熱々のロウリュ式サウナと、
11月のキンキンの湖水浴と、
ビールと、サウナ小屋の横で焼くソーセージ。

日本では、サウナ前後の飲酒は禁じられているところが多いが、フィンランドでは皆、水分補給かのようにビールをじゃんじゃか飲んでいた。

私も売店で入浴料を払い、ビールと水を買って、
一丁前に一人分ロッカーを確保した。

Lapin Kultaとピンクのタオルが私の場所✌🏻

サウナは水着着用で、男女共用スタイル。
セルフ式のロウリュサウナ小屋で汗を流した後は、
隣接する降雪が残る湖に飛び込んで、
小屋の横にあるベンチで外気浴。

途中でサウナ小屋で隣り合ったおじさんが話しかけてくれたが、話しかけてくれた言語がFinnishでわからず英語で返したら、
向こうも英語で返してくれて、二人して辿々しい英語で、汗だくで会話した。

「どこから来たの?」と聞かれて、
「日本だよ。今は留学中でイギリスにいる。本場のサウナに入ってみたくて、フィンランドに来た」と答えたら
「日本、素敵な国だよね。行ったことないけど、行ってみたい。僕は家が近くて、毎日のようにここに来てるよ。ここは最高だから、来られて良かったね」と言ってくれた。

初めて出会った地元に住む人に、
ここに来られて良かったね、と言ってもらえて、
少しだけタンペレに歓迎してもらえた気がして嬉しかった。

見習って私もじゃんじゃか飲んだ

サウナ小屋の中には
小さい子から若者たち、おじいちゃんおばあちゃん、妊婦さんまでいて、
フィンランドでいかにサウナが日常的に、老若男女に愛されているかが見て取れた。

私もサウナの気持ちよさと、この場所の居心地の良さにすっかり魅せられて、結局バスの終電時間ギリギリまで
サウナに入って、湖に浸かって、ベンチでビールを飲んで、を繰り返していた。

真っ暗

私が、サウナの良さに気付いた場所。
フィンランドの地元の人に愛される、湖の横のサウナ。

ありがとう、フィンランド🇫🇮
最後に、雪の中、手を引く代わりにソリに乗せられた子どもと、引っ張るお父さんを添えて。

可愛い
この光景が街の至る所に

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