【リーダー・管理職必見】組織体制の理解とロール全うのススメ
組織体制の浸透とロールを全うできていますか?
SNSの普及により個人に焦点が当てられるようになった世の中ですが、まだまだ会社勤めの方がほとんどです。
会社に勤めると当たり前のように組織がありますが、昨今その組織があまり機能していない会社(大小関係なく)をよく目の当たりにします。
なので、今回は組織体制の浸透の重要性とロールを全うまっとうすることの効率性について記事にします。
※ただ今回は、ヒエラルキー型組織を前提にお話しします(青枠の方)。
組織体制を浸透させる重要性
まずご自身が所属する組織の各レイヤー(部長、課長、主任、プレイヤーの各層のこと)が、以下の項目についてパッとイメージできているか考えてみてください。
①自身の所属する組織はどのような組織体制か?
②なぜ①の組織体制をとっているか?
③各レイヤーはどのような権限を持っているか?
①がパッとイメージできていない組織は①を構築しましょう。
これは後日、別記事で取り上げます。
各レイヤーに②と③のイメージが浸透している組織は筋肉質な組織です。
<理由>
A:なぜ承認を得る必要があるかイメージできるのでエラーが生じにくい。
B:各レイヤーはどのレイヤーに承認を得ればいいのかイメージできるので報連相のロスタイムが生じない。
(特にBは新卒社員、中途社員に対して非常に有効)
筆者としては転職が当たり前になった現代こそ、マストな考え方かと思います。
各レイヤーがロールを全うすることの効率性
つづいて各レイヤーのロールですが、こちらも同様に以下の項目について考えてみてください。
①各レイヤーは自身のロールを全うしているか?
②各レイヤーは他レイヤーのロールを侵害していないか?
③上位レイヤーは下位レイヤーに組織(チーム)方針を明示したり、ナッジング*をしているか?
*どうしようと悩んでいるプレイヤーに対して、「悩んでるみたいだね〜、こうしたらどう?」とかあくまで強制的でなく、そっと後押しすること。
①②③ができている組織は非常に効率的な組織運営をされてます。
もしご自身の組織がそうであれば上位レイヤーをぜひモデルロールに成長を継続してください。
一方で①②③ができていない場合です。
①ができていない各レイヤーの解決策は簡単です。やってください(苦笑)。
問題は②③で、特に下図の状態になっている組織は要注意です。
これは年次で勝手に昇進していく組織でよく起こる現象かつ、プレイヤーとして優秀だった新米マネジャーがやりがちです。
人はやはり慣れ親しんだロールの方が個人的なアウトプットも早いです。
ただ、人一人が出せるアウトプット量は限界があります。
これをしてしまうとプレイヤーのロールもマネジャーのロールも中途半端になってしまいます。
そのため、どちらのロールも成長しきれずに組織としてのアウトプット量は中長期的には低パフォーマンスになります。
そこでマネジャーは①を徹底し、②を行わず③を実践してみてください。
③上位レイヤーは下位レイヤーに組織(チーム)方針を明示したり、ナッジング*をしているか?
*どうしようと悩んでいるプレイヤーに対して、「悩んでるみたいだね〜、こうしたらどう?」とかあくまで強制的でなく、そっと後押しすること。
逆も然りで、プレイヤーはプレイヤーの仕事を全うまっとうしてください。
言葉で述べると簡単ですが人は理屈では動きませんし、働き方や組織文化の定着は本当に骨が折れます。
ただ中長期的にみれば健全な組織体制と組織としてのアウトプット量は上がります。
ちなみに余談ですがマネジャー向けにオススメしたい本がありますので、ご参考まで。
●『HIGH OUTPUT MANAGEMENT(ハイアウトプット マネジメント) 人を育て、成果を最大にするマネジメント』
まとめ
①各レイヤーに属するそれぞれが組織体制をきちんと理解する
②各レイヤーそれぞれがロールを全うする
上記①②が全うできれば、組織のアウトプット量の最大化につながります。
リーダー・管理職層の方は是非実践してみてください。
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