見出し画像

2023年 94冊目『こども六法』

どうしてこの本を手に取ったのかまったく覚えていないのですが、とても良い本でした。

いじめや虐待に悩んでいる子供たちに 法律がそのような子供たちを守るためにあることを説明した本です。

大学の法律の専門家の教授たちが執筆・監修した本で、クラファンでできたようです。

いじめや虐待されている子供たちがターゲットなので

刑法からスタートします。

そして刑事訴訟法が続きます。

加害者にも理解して欲しいので少年法の説明が次に来ます。

民法、民事訴訟法と続いて、日本国憲法と続きます。

そして最後は、いじめ防止対策基本法と困ったときの大人への相談、連絡先で終わります。

※子供が対象なので、商法関係が無いのです。

メインの著者も小5から小6で骨折するほどのいじめにあったこともあるからか、まなざしが子供に立脚しています。

いじめをされる側が悪いところなどない。

いじめを我慢する必要などない。

助けてくれる大人は必ずいる。

というメッセージが全体を通じて伝わってきます。

またいじめる側に対しても、それが相手をどれだけ傷つけるのか、そしてその結果、加害者にも大きなダメージがあることを伝えます。

親にも子供たちを守る責任があることを伝えます。

大人が読んでも役に立ちますし、お子さんにはぜひ読んでもらいたい本です。

▼前回のブックレビューです。


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?