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今年の父の日に

先週末に父の日があった。
わが家では、私と子どもが夫をねぎらう日にしている。
母の日は、夫と子どもがいろいろとしてくれる日になっている。

先月の母の日は、子どもと夫が台所に立ち、一緒に料理を作ってくれた。
父の日に、私は子どもと買い物に行き、やり方をあらかじめ教え、子どもだけで料理を作らせた。途中で台所に行き、盛りつけのアドバイスをした程度である。

夫は、母親のように子どもと一緒に作り、私は、父親のように子どもに任せた。
こんなふうに、わが家は父と母の役割が変わることがある。

夫は子どもを甘えさせるのが上手で、世話をするのも苦ではないみたい。私は説明する方が得意で、何から何まですべてを世話するのは苦手な方だ。
男女差ではなく、持って生まれた性格の違いなのだと思う。

かつて、私は理想的な母であろうとしていた。世話好きで優しい母のイメージを追っていた。夫もまた、理想的な母親像を私に求めていたはずだ。

今は、父母の役割が逆でもいいと考えている。子どもに対しては、充分に甘えさせられる部分と、一人立ちさせる部分があればいいと思う。

男女差は歴然とある。
性格も一人一人違う。

そのうえで、得意な方が得意な分野を担う。役割は柔軟でいい。

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