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思いもしなかった休職という選択

社会人になる直前の自分。

当時は社会に出ることに対して、
夢と希望でいっぱいだった。

出来がいい人間だとは決して思っていなかったが、
それまで何とか上手くやってこれた。

だから社会人になっても、
なんだかんだで上手くやっていける。

楽観的な性格も相まって、
どこかそんな気がしていた。

しかし現実はそう甘くなかった。

いかに今までの人生がぬるま湯だったか。
いかに今までは周りに恵まれてきたか。
いかに自分が弱かったか。

何をするにも遅いし。
意思疎通に難はあるし。

周りとの次元が違うように感じた。

きっと自分はもっと出来るはずだ。

心のどこかでそう思っていた。
そう願っていたのだろう。

しかしその思い描いていた姿とはかけ離れた現状。

それが徐々に自分の心を蝕んでいった。

毎日毎日仕事は終わらないし、
思うような働きはできない。
行ってもしんどいだけ。

そんな負の感情が仕事に行く足にブレーキをかけ始め、
ついには完全に止まってしまった。

いつになってもその足は前に進む気配を見せない。
このままではマズいと、
病院に行った。

抑うつ状態であると診断を受けた。

これまでポジティブ人間として歩んできた自分。
まさかこのような状態になるとは想像もしていなかった。

よくテレビとかで、

まさか私が〇〇になるなんて思ってもなかった。

という言葉を聞くことがあるが、
まさにそんな心境である。

とりあえず、
1ヶ月ちょっと休職となった。

まさか自分が休職に至るとは。


この休職期間が後に大きな転機を生むことになるとは、
この時はまだ誰も知らないのである。


なんて激アツ展開にならないだろうか。


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