見出し画像

Vol.249 我が青春の街、早稲田

早稲田に行ってきた。

実に5年ぶりである。
私は大学時代の6年間をここで過ごした。
正に青春の一部と言えよう。

今回の目的は穴八幡宮〈あなはちまんぐう〉で一陽来復いちようらいふくのお札を購入すること。
一陽来復とは「いん極まって一陽を生ずる」「良くない事の続いた後に良い事が巡って来る」の意。穴八幡宮は江戸時代から一陽来復御札の授与を続けており、商売繁盛・金運上昇を願い日本全国から参拝客が訪れる。


私は大学在学中より毎年この穴八幡宮に詣でていた。しかし出産により中断。2018年1月を最後に訪れる事が出来なかった。今回5年ぶりに訪れる事が出来たのは1つの区切りと言える。

ではせっかくなので我が「青春の街」を少しご紹介しよう。

【穴八幡宮】

地下鉄東西線早稲田駅b3出口を出ると馬場下町交差点に有るのが穴八幡宮。この交差点を左に曲がれば早稲田大学文学部キャンパス(通称:文キャン)・右に曲がれば本部キャンパス(通称:本キャン)。私は文学部だったのでいつも左に。

【一陽来復】

まずはお目当ての一陽来復お札&お守りをGET。
平日の昼間だが15分くらい並んだ。

大隈重信おおくましげのぶ像】

本キャンに鎮座する有名な銅像。
早稲田に入りここで記念撮影するのが夢という学生さんも多いだろう。

【大隈講堂】

昭和2年竣工の早稲田大学を象徴する建造物。
私は特に希望の大学ではなかったが、この講堂での入学式に出た際、初めてあぁ良い所に入ったなと感じた。それほど威厳がある。尚、この年の祝辞は同大卒の映画監督・今村昌平さんだった。

【大隈通り商店街】

毎日歩いた商店街。ひたすら懐かしい。

【都電荒川線・早稲田駅】

東京で唯一現存する路面電車。
私はこの早稲田駅から徒歩5分程のアパートに住んでいた。東西線早稲田駅より近かったため出かける時はいつも都電を利用。当時はどこまで乗っても130円だったかな? 乗り遅れそうになっても走れば待っていてくれるのどかな路線だった。

【神田川】

フォークソングで有名な川。
私のアパートは神田川を渡った所にあり、引っ越した際(3月末)ちょうど桜が満開で圧倒された。あの桜が私の東京暮らしの原点だと思っている。

【多田ハイツ】

上京した私が初めて住んだアパート。
当時はもっとボロかった。しかし家賃は6畳一間で68,000円。東京の家賃の高さに母と2人おののいたものである。

三朝庵みささあん

東西線早稲田駅まで戻り、蕎麦屋三朝庵。
穴八幡宮の正面に位置し明治39年創業の老舗。
私が大学の入学手続きをしに母と上京した際お昼を食べた思い出の店でもある。しかし2018年、まさかの廃業。早大OBにとって衝撃的なニュースだった。今はビル名としてだけ残り、ファミリーマートが入っている。


【文禄堂あゆみBOOK】

大学時代の私が日課のように通い詰めた本屋。
私はここに車1台分位のお金を注ぎ込んだ、多分。

【メルシー】

最後はやっぱりこれ‼︎ メルシー。
早い・安い・美味いの三拍子揃った「ワセメシ」の代表である。写真は500円のラーメン。私が学生の頃は400円だった。早大OBはこのメルシーに特別な想いを抱いており例え高収入になってもわざわざ来るらしい。なんとあのタモリもたまに訪れるとか。



今回思ったのは、ベビーカーのお母さんが多いこと。昔は無かった光景だ。街に中層階のマンションが増え家族連れが住むようになったのだろう。

こんなアカデミックな雰囲気の中で息子を育てられたらいいな。ふとそんな風に思った。





【猫ムスメより】
最後までお読み頂きありがとうございました。記事を読み「面白い」「共感した」と思ってくださった方は是非、左下の「♡(スキ)」を押してください(ログイン無しで誰でも出来ます)。作者にとって励みとなります♪














この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?