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会社員を辞めて独立開業し、変わったこと

 秋も深まってきましたね。いかがお過ごしでしょうか?
 私は1年半前に、会社を退職して、個人事業主となり、自分の名前で建築設計事務所を開業しました。
 それで、独立前後で変わったことをリストアップしていこうと思います。


1.責任が違う!

 やはり、これが一番大きいです。会社員の時は、何かあっても最終的には会社が責任をとってくれる、という思いがどこかにありました。
 でも独立すれば、自分が全て責任を負わなければいけません。
 会社員の時って、正直、
「社長はいいなー。会社のトップだから、誰にも怒られないんだよね」
て思っていました。
 でも、実際は全然違います! 社長は何かあれば、全世界から怒られます。会社員は社内だけでしか怒られません。
 トラブルなどあれば、批判や非難の矢もダイレクトに突き刺さってきます。会社員の時もお客様から叱られる時はありましたが、それでもあれは、会社の壁に守られて、ソフトに刺さっていたんだな、と独立してから気づきました。
 その分、よい評価もダイレクトに伝わってきます。
 仕事を頑張ってお客様に喜ばれたときは、会社員の時の何倍も嬉しいです。
 いいことも悪いことも、社外の付き合いや、仕事の受注発注も、会社員の時は、自分の力でやっていたつもりでした。でも今になれば、社長というフィルターをとおしていたのだな、と気づきました。

2.仕事を選ぶことができる

 会社員の時は、意に沿わない仕事であっても、会社の方針であるならば、それに従わなければいけませんでした。理不尽な仕事や、合わない人との仕事もありました。
 独立後は、自分の責任において、仕事を選ぶことができます。
 これは大きいと思います。
 そもそも、退職や転職のきっかけが、「会社の方針と自分の方針が違う」ということも多いのではないかと思います。

3.人脈が広がる

 会社員でも人脈の多い人はいるので、これはいちがいには言えないかもしれません。
 会社員の時は社内の人間関係に意識と時間を費やしていたのが、独立後は外に目を向けていかざるを得なくなるので、自動的に人脈が広がると思います。
 私の場合は、まずは名前を知ってもらわないと仕事を受注できないので、営業ハガキを送ったり、団体に参加したりして、新しい取引先に多く出会いました。
 会社員の時は、技術や情報が社内で享受できましたが、独立後はそうはいきません。自分の技術向上や情報収集のためにも、講習会へ参加したり、外へ出ていくことが必要になります。そこで知り合いになった人も多いです。
 もちろん、SNSやこのnoteでの出会いも多く、楽しく交流させて頂いています。

 以上、他にも変わったことはいろいろありますが、大きなこと3つを上げてみました。
 会社員の時は何も考えなくても、会社の方針に従っていけばよかったのですが、独立すれば自分で方針を決めなければいけません。
 どの方向へ行くかは、よくも悪くも、すべて自分次第です。

 ここまできて、すべて当たり前のことを書いただけだなと思ってしまいました。でも、独立するまで気づかなかったことでもあります。

 まだまだ、わからないことも多く勉強中です。自分でもどんな方向へ進んでいくのか? 社員や仕事を増やして会社を大きくしていくのか? 別業種の仕事にも挑戦していくのか? 決めかねていたりします。
 また気づきがあればnoteに書いていこうと思います。



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