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「よい体脂肪だけ」残す3ステップ〜その3〜

最終ステップ 「良質な脂質を一日15~25g」について。

「どんな脂質をとったらいいの?」

について記します。

ステップ1〜2では、飛ばしてはならない、よい体脂肪を残すための「土壌作り」をお伝えしています。
※ステップ1はコチラ
※ステップ2はコチラ

ここからは、「日頃どんな脂質を意識してとったら良いのか?」 「どのくらいとったらいいのか?」 についてご紹介します。  

よい脂質を一日15~25g

15~25gというのは「食材」は含んでいません。 「調理に使われる油」の量を示しています。

ですので、1日にとる脂質の総量は30~60gほどでOK。食材から、料理油から、摂ります。

つまり、食材から15~25g、「調理油」から大さじ1~1.5杯ほど摂るイメージで良いでしょう。  


体の硬さをとるオイル

オイルは潤滑剤として、腸の動き、関節や筋肉の動きをなめらかにします

体が硬い、顔や髪が乾燥する、便秘ぎみという人はとくに慢性的なオイル不足も考えられます。

ステップ1〜2で「水はけのいい体」をつくり、そして「良質な油の摂り方」をすることで、今までビクともしなかった腸の停滞や体の硬さに「柔かさ」が生まれることがよくあります。

ではオススメの油と摂り方についてです。  

オススメの脂質食材

・大豆
・ナッツ
・ギー
・アボカド
・魚(サーモン、サバ、イワシなど)
・フラックスシード(アマニの粉末)
・生のオリーブオイル  


大豆

豆腐、豆乳、味噌など。豆類の中でも多くの脂質を含みます。

蒸し大豆は100gで9.8g。木綿豆腐なら一丁14.7g。

1日の中で、豆腐1/3丁、蒸し大豆ひとつかみ程度がよいでしょう。
ガスが溜まりやすいので、ヴァータタイプの人は少量が良いです。  


ナッツ

くるみ、アーモンドなど。一日ひとつかみ程度がオススメです。

ひとつかみでカロリーは100~150kcalほどになるため、お菓子一個分に相当しますね・・!

おいしくてつい食べ進めてしまいますが、大体何粒、と決めておくと食べ過ぎを防げます。 アーモンドなら20粒、くるみなら10粒を目安にします。  


ギー

「いちばんオススメはなんですか?」

と聞かれたら、即答でギーです!

体にいいことづくしなのはもちろん、これで野菜を焼くとびっくりするくらい美味しくなるのです! 料理レベルが一段階上がった感じがします(笑)

また、私はギーを摂り始めてから「開脚」がびっくりするくらいできるようになりました(笑)潤滑効果、ほんとにすごいです。

ギーは、バターからヒトが消化しにくい不純物(水分、カゼインなどの乳タンパクなど)を取り除き、純粋なオイルだけに絞った、牛から摂れる油の最純度オイルなのです。

そのため、ヒトの体で消化されやすく、すばやく吸収され排出までもスムーズ。溜め込みにくい油です。

アーユルヴェーダの体質タイプでも、例外なくすべてのタイプにオススメです。

炊き立てのご飯、味噌汁、白湯、コーヒー・・・ギーの用途はたくさん。
1日小さじ1~2くらいを目安に摂ってみて下さい。

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市販よりも、圧倒的に手作りが美味しいです!  



アボカド

一個で26gの脂質。一日食べるなら1/4個がよいでしょう。

アボカドそのものは少し消化に重いのですが、黒こしょうなどのスパイスと組み合わせることでさらに消化よくいただくことが出来ます。

私はよくクミンやブラックペッパーをガリガリかけて食べます!  


魚(サーモン、サバ、イワシなど)

魚は生よりも火を通すと、より効率よく栄養をとり太りにくい食べ方ができます。

なぜなら生食は胃腸を冷やしやすく、「カパ体質」や消化力の弱い人はさらに負担をかけてしまうためです。

お刺身やカルパッチョは、夜に食べるのは控えるのが賢明。日中に食べるか、蒸し焼きなど火を通すことがオススメです。


フラックスシード(アマニの粉末)

良質な脂質源として冷蔵庫に常備している、フラックスシード。アマニの種を粉末にしたものです。「すりゴマ」に似ています。

私はよくお惣菜やサラダ、キッチャリーなどにかけて食べています。 ヨーグルトのトッピングにも合うでしょう。

1日小さじ1/2~1程度がオススメです。

Amazonでよく買っています。

フラックスシード



オリーブオイル

高温にも強く酸化しにくいオリーブオイル。料理油にうってつけです。

私は油料理のほか、生のオリーブオイルを豆腐、蒸し野菜、スープにたらりとしています。 野菜の「オイル蒸し」として使うのもオススメです。

アーユルヴェーダ体質的にはどのタイプにもOK

余談ですが「ごま油」は熱を高めるので、ピッタタイプの人はあまり向いていません。ピッタタイプは、日々の料理油は「冷性」であるオリーブオイルやギーがオススメです。  


まとめ

よい脂質を一日15~25g

良質な脂質は、あくまでも「よい畑」にまく「水」や「肥料」のようなもの。

良い体脂肪だけを残すには、

・ステップ1 :いらない脂肪を排出するための「回復期」
・ステップ2吸収を効率よくするための「消化力磨き」
・ステップ3良質な脂質を一日15~25g

このステップがあります。

まずは体からいらないものを排出し、消化力を磨く。 そして「良い油分」を積極的にとる。

これを行うことで「長年蓄積された不要な脂肪」を排出し「良質な体脂肪」で体を守ることができるでしょう。

アーユルヴェーダの食事法を始めると「体重と体脂肪率がその人にとっての適正になる」ということがほとんど。

痩せすぎていた人にとっては体脂肪が増え、太りすぎていた人は減る。

「まんなかに戻す」ための知恵アーユルヴェーダの得意とする領域です。

1日の摂取量を見極め、良い油分をとってみて下さいね。

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