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音楽の地図

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出会った音楽は宝物。心震えた音楽の記録。出会った音楽の足跡。音楽と人から広がった世界のはなし。
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記事一覧

メヤニーちゃんは朝に弱い

メヤニーちゃんは朝に弱い

私「メヤニーちゃん出てるよ」

娘「え!どこー?」

 これは、ある日のお風呂での娘との会話。
 メヤニーちゃんを指ですくった娘は、すこし驚いてこう言った。

娘「メヤニーちゃん、今日はなんでこんな(白くて柔らかい)なの?」

私「メヤニーちゃんは元々こんなふうに柔らかくて、朝のは時間が経って乾燥してるからカピカピなんだよ」

娘「これが本当のメヤニーちゃんなんだね。
  メヤニーちゃんは朝に弱い

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【ライブレポ】BIGCATでチリビッケ

【ライブレポ】BIGCATでチリビッケ

去る9月1日(金)、心斎橋ビッグステップ30周年を記念するスペシャルライブ『FRIDAY Cruisin’ Map!! 心斎橋BIGSTEP MIX UP BOX! SPECIAL LIVE』に、ご縁をいただき参加してきました。

「楽しかったなぁ」という余韻と、両二の腕・両ふくらはぎに未だ残る筋肉痛が、あの日確かに自分が「そこにいた」ことを証明してくれています。

このnoteは、その日の個人的

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信じてたこと、正しかった。

信じてたこと、正しかった。

信じてたこと 正しかった - amazarashi武道館公演(ライブビューイング)に立ち会って

2018.11.16

日本武道館で行われたamazarashiのライブ『朗読演奏実験空間“新言語秩序”』のライブビューイングへ参加してきた。

凄まじい衝撃と感動で、いまだに余韻がさめきらない。

「信じてたこと 正しかった」

amazarashiが好きだという気持ちが、私の中で揺るぎないものであ

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心に響いた音楽(2023年 上半期)

心に響いた音楽(2023年 上半期)

今年は、心なしか去年よりも音楽を聴く時間が減っているような気がしなくもありません。
ぼぉーっと、無音で過ごすことが多くなったなぁと思います。
正直に言うと、音楽を聴く気力もない…… 自分が何を聴きたいのか分からない…… という日もあります(ちょっと疲れているのかもね)

それでも、聴くとやっぱり「音楽大好き!」ってなるし、心に響く音楽との出会いもちゃんとあったので、残しておきたい……!
音楽との出

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アンビバレントな1月の #音楽の地図

アンビバレントな1月の #音楽の地図

年が明けてから、1ヶ月。
あれ、まだ1ヶ月しか経っていなかったの……? と地味にびっくりしています。いつもなら、あっという間に過ぎてしまう気がする1月。いろいろあったからでしょうか。

音楽との出会いも、いろいろありました。
不定期だけれど、心に響いた音楽の記録として書いている「音楽の地図」
今年の1月のことはどうしても残しておきたくて、夜な夜な音楽を聴きながら書き留めました。

自分のための記録

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【ライブレポ】amazarashi 『ロストボーイズ』ツアー グランキューブ大阪公演

【ライブレポ】amazarashi 『ロストボーイズ』ツアー グランキューブ大阪公演

※この文章はライブのネタバレを含みます。
今後の福岡公演、東京公演に参加される方はご注意ください。
また、個人の記憶をもとに私情をはさみながら書くので記憶違いや解釈のずれ、読みづらい部分もあるかもしれません。
熱量はオーバーヒートしています。

2022年10月31日(月)

世間ではハロウィンで、仮装する人々もいたりとどこか賑やかな雰囲気が漂う街中、それとは対極にあるような何かを求めて私はグラン

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言葉と音楽と、可惜夜(2)

言葉と音楽と、可惜夜(2)

頭の中は海。
言葉といっしょに、音楽が泳ぎまわっている。まるで魚。
昼夜関係なく泳ぎまわっているけれど、それを言葉にして整理できるのは夜の静かな時間が多い。
毎日、毎日、文章にして吐き出さないと、窒息しそうになる。
書かなくても大丈夫だった頃、どうしていたっけ?

文章を書いていると、記憶の中からことばと歌詞が手を繋いで飛び出してくる。連想ゲームみたいにわらわらと。

ワードプロセッサー。
言葉と

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行きたいライブの話

行きたいライブの話

私にとって、「ライブに行く」というのはなかなかハードルが高い。
まずひとつ、金銭的ハードル。要するにチケット代のこと。
ホールやドーム規模のアーティストのライブだと、チケット代に手数料や諸々含んで1万円を超えることもある。

もちろん、それはライブの運営や演出のため、ライブを支えるスタッフのため、アーティストが活動をつづけていくために必要な金額だと理解している。
ライブで得られる幸福感を考えたら、

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自分の弱みに挑んだ夏 #モノコン2022

自分の弱みに挑んだ夏 #モノコン2022

もの書きとしての、私の弱み。
それは「恋愛ストーリー」が書けないこと。
書けないというか筆が進まないというか、あんまり書きたい気持ちにならないというか……。

弱みと言っても普段はそんなに気にしていないです。
物語は恋愛ものだけじゃないし、恋愛ものも、そうじゃないのも、書きたい人、書ける人が書けばいいと思っているから。それぞれに、読みたい人もいると思うから。私も、私が書きたいことを書いていけたらそ

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言葉と音楽と、可惜夜

言葉と音楽と、可惜夜

信じられないようなニュースが立て続けに起こる日々。
SNSの中でも、外でも。対立が起きて、分断が起きて。
私は沈黙することしかできなかった。
さまざまな意見に耳を傾けなければいけない。
目を逸らしてはいけない。知らなきゃいけない。
すべてを受け入れようとして、受け止められなくて、結局吐いてしまった。

自分の心を守ること
見ないふりをすること
しっかり目を逸らさずに向き合うこと
私ひとりの中でも、

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#6月の音楽の地図

#6月の音楽の地図

出会って心に響いた音楽のことを記録していく、「音楽の地図」シリーズ。シリーズ?

しばらく書けていませんでしたが、6月は忘れがたい音楽との出会いがたくさんあったので、久しぶりに書いて残しておきたくなりました。
(一応、5月はメトロックの配信にて「-真天地開闢集団-ジグザグ」という衝撃の出会いがあって、それについてはこちらでつづっていたりしますが)

普段あんまり音楽を聴かないという方にはとっつきに

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メトロックの衝撃、フェスの醍醐味

メトロックの衝撃、フェスの醍醐味

今年になって、さまざまな音楽フェスが開催される日々が戻りつつありますね。
SNSで参加した方々のつぶやきを見てはうれしい気持ちになっています。

フェスの魅力は、いろいろ。楽しみ方も、いろいろ。
フェスに行くときってお目当てのアーティストがいると思うんだけれど、現地でパフォーマンスを観て新たに好きになるアーティストがいたり、はじめましての魅力に出会えたり。
そういうところ、フェスとか対バンライブの

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まだ僅かに 木漏れ日が揺れるから

まだ僅かに 木漏れ日が揺れるから

4月某日。
仕事帰りにふと見上げた桜の木は、満開の薄桃色から葉桜に移り変わっていた。その葉の隙間から木漏れ日が差すと、とある曲が頭の中で流れ出した。
「明日を夢見て」という心情に至る状況はどんなだろう…… 自分の胸に問いかける。

ZARDの『明日を夢見て』は、今から19年前、2003年の4月9日にリリースされた35作目のシングル曲。作曲は大野愛果さん。

私は、ZARDのライブレポ(3/15公開

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語り、歌い継がれる音楽(ZARD)

語り、歌い継がれる音楽(ZARD)

「大阪でZARDのライブあるって」

そう夫から聞いたときに思ったのは、
「ZARDの……ライブ?どうやって?」ということだった。
なぜなら、ZARDのボーカルである坂井泉水さんは2007年に亡くなっているのだから。

坂井さんの訃報はあまりに突然だった。
当時、私は18歳。高校3年生。ニュースのことはぼんやりとしか覚えていない。
ZARDの曲は、母親がよく聴いていたのをきっかけに私も中学生の頃に

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