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個別最適な学びについて考える(57)ー教職課程研究会(2003)教職必修 教育の方法と技術ーから

おはようございます!
最近は教育の方法と技術の本ばかり読んでいます。
何か困った時には,基礎基本の本に戻るということが鉄則だと思います。
そういうことでなんでも書いてある教育の方法と技術の本を読み直しているわけです。

読み直してみると新たな発見がたくさんあります。
多分読む時期によっても,読む部分は変わってくるのかなと思います。
ぜひ本棚を探してみて読み直してみてはいかがでしょうか?

本日は,「教職課程研究会(2003)教職必修 教育の方法と技術.実教出版,東京」です。早速読んでいきましょう!

学習の方法と個人差
 学校の一斉指導の授業では、多人数の児童・生徒を一斉指導する形態
がとられている。しかし、一斉指導でも常に教師は、個人差[individal difference]に対する指導を重視し、例えば生徒が自分の考えをしっかり持てるように指導することが個性化をめざした指導であり、また指導法の工夫により個々の生徒に個別的な教材を与えて指導する方法が、個別化の指導である。

教職課程研究会(2003)教職必修 教育の方法と技術.実教出版,東京

個性化・個別化と聞いたときに個人でやるのかと焦る必要はないと感じます。一斉指導の中においても,常に考えておかなかればいけないことであり,実はもうすでに考えていることでもあると思います。
だからこそ,焦る必要はないということです。

そのため,前と違うと断言してしまうわけではなく,いつも通りの中に少し要素を強めていくことができればいいのかなと考えます。
私も,一斉指導の中でしか授業を受けたことがなく,いきなり個別最適な学びと言われてもイメージできず焦りました。
でもきっと大丈夫だとこの一文を読んでいて感じます。

次に端末と言われると嫌悪感を示す可能性もありますが,それを解消するためには最後の一文に隠されています。

>指導法の工夫により個々の生徒に個別的な教材を与えて指導する方法が、個別化の指導である。

もし,個別的な教材を与えるためにここにプリントを作っていたら困ります。その時に端末は役立つのではないでしょうか。
より個々に配布することはクラウドで可能になりつつある時代です。

手で配っていれば配るだけで授業が終わるかもしれませんが,事前に配ることができるわけです。
難しく考えければやりやすくなります。

今までと変わらない授業の中に個性化を少しずつ足していく

目標にしていきたいですね!
本日はここまで!また次回の記事でお会いしましょう!


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