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思い出の映画通い@今昔

 ある時期、映画館で映画を見ることにハマった時期がありました。

 その当時は、今住んでる所よりは割と都会だったのにもかかわらず、個別の古い映画館しかなくて、そこが古すぎてあまり足を踏み入れたくない感じだったんですが(酷い)隣の街にシネコンが出来て、そこで映画を見てからすっかりハマったのでした。
 映画館で映画が見たい、とにかく映画館へ行きたい、というよく分からない動機に変化して、料金が安くなる特定の曜日やレイトショーなど利用して通ってました。今思えば、映画館の雰囲気がとても好きだったんだと思います。
 そういう動機で行くものだから、映画はその時間にやっているものに限ってしまい、シネコンなので複数上映してる中で、興味がありそうなものになってしまうのでした。そんな感じで見るから、中身も余り覚えてないし、タイトルすら浮かばないという、なんとも不思議でもったいない?映画館通いをしてました。
 もちろん、それなりに楽しんでいたから通っていたのですが、今では何を見たのかあまり覚えていないのは悲しいかなぁと思います。(これは記憶力の問題!?)
 ただ、楽しかったし満足したというのは残っているので、結果オーライなのかも知れません。謎の映画館通いブームでした。
 特にレイトショーだと、あまり混んでなくて静かで良かったですね。しっかり映画に集中出来るというか。(の割に見た映画を忘れているのはいかがなものか)完璧にすっぽ抜けてる訳ではないですが、ふんわりとしたおぼろげな記憶はあります。それ以上に、思いが強く残っているのは、映画館という空間で映画を楽しむというのが好きだったのかも知れません。

 一方、映画そのものは好きだったので、当初流行った映画や興味があったものなど、友だちなどを誘って見に行ったし、新しい映画館に足を運んだり、映画館のハシゴをしたり、若かったのもありますが、結構映画を映画館とセットで楽しんでいました。
 当時は出来れば映画館で見たい派でしたね。今はすっかりお家で気兼ねなくまったり楽しむ派になりましたが(笑)

 そんな私の映画でボロッボロ泣いたものは「パッチアダムス」ですね。ロビン・ウィリアムズが演じていた作品です。その頃ロビン・ウィリアムズ主演の映画をやたら観てましたね。どれも素晴らしくて(ミセス・ダウトやアンドリューNDR114など書き出したらキリがない)なるべく作品を探して観て、泣いて笑って、感動してましたね。ロビンの最後は一番ビックリしましたけれど。
 あと、映画を観て強く印象に残った作品が「ペイ・フォワード」ですね。主人公のトレバー少年が、先生が出した課題「もしきみたちが世界を変えたいと思ったら、何をするか?」に対して出した答えが「受けた好意を他人に贈る」ペイ・フォワードという行動というもの。彼の周りも彼自身も決して幸せとは言えない人々で、だからこその行動だったんだけど。めっちゃ泣いたなぁ。もう一回観たいかも!
 
 と、映画って心を揺さぶったり、今後の考え方に影響したり、こういう人いるんだ、という学びもあったり単なる娯楽とは違う大きなものなのかもしれないなぁと思います。そんな事を思いながら書いていると、また映画が観たくなってきました。ポップコーンとコーラを用意して、休日を映画三昧で過ごしたいと思います。

#映画にまつわる思い出

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