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自分の考えがまとまらないなら:文字化することの大切さ

なんかモヤモヤする、自分が何が欲しいかわからない、自分の考えがまとまらない、そんな人にはとにかく考えや思考を文字化することをお勧めしたい。

人間の脳は、放っておくと、数多の雑念が行き交う。これは人間の性質なのか、なかなかコントロールすることは難しい。その雑多な考えの整理を助けてくれるのが、「書き出して文字化する」という行為だ。

書き出す作業にルールはない。トピックはなんでもいい。仕事でもプライベートでも将来の夢でも、自分の思考をを整理したいテーマを選び、それについて書き出す。フォーマットもなんでもよくて、PCでもスマホでも紙のノートでも、媒体はなんでもいい。書き方もなんでもいい。文章で書いても箇条書きでも、フォーマットはなんでもいい。とにかく頭の中の思考をそのまま全て書き出す。

例えば、仕事で5年後どういう状態でありたいかを整理したいとする。まず、頭の中の思考をそのまま全て書き出す。書き出したこと同士が矛盾していても、全く問題ない。とにかく今思ってることを、そのまま文字にするのだ。

何も書くことがない、と思ったら、「何も思い浮かばない」と書けばいい。そうすると、その文字化された文章を見て、あなたの脳が刺激され、次の思考に進む。例えば「では、5年後にどうなっていいもいいのか?」という疑問が出てくる。すると、収入はいるから仕事はしていたい、病気になって死にたくないから健康でいたい、という考えが浮かんでくるかもしれない。ではそのために何ができるのか?何がしたいのか?とまた脳が刺激されて、考えが進んでいく。都度都度、出てきた思いを、また書いていけばいい。

文字化することで、自分の頭の中が、形(文字)あるものとして、目の前に現れる。これを客観的に見ることができるが一番のメリットだ。書いてる時は、自分の頭の中をそのまま書き出してるので、非常に主観的な行為だが、書き終わった瞬間に、客観的に自分が書いたものを考察できるのだ。

すると、「あーなるほど、自分はこう考えていたんだな」とか、「やっぱりこの思いが一番強いなー」とか気づきが出てくる。対立や矛盾してる考えもわかる。このように客観的に見る事で、思考がどんどん整理されていく。決断や行動にもつながっていくだろう。例えば、優先順位をつける、矛盾を解決する方法を探す、周りに意志を伝える、などなど。

書くことのメリットは、まだまだある。書いたものは残る。時間を置いてまた見返すことができる。他にも、書き出すという行為はとにかく簡単でどこでもできる。今これを読んだ直後に、スマホのメモにすぐに書き出したっていい。

もし自分の思考を整理したいと思うことがあれば、ぜひ書き出してみることをお勧めします。




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