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人間の二大エンジン

前回は「走る」について記事にしました。今回はもっと原初的な運動動作について書きます。
タイトルにもある通り、人間の動力源は2つあると考えてます。

【股関節と肩甲骨を動かす!】
この二つの骨には、球関節が関係しています。その周辺には大きな骨があり、大きな骨には大きな筋肉を要します。

股関節:お尻周りの殿筋群
肩甲骨:棘上筋などのローテーターカフ

ここの衰えが、四十肩や歩行困難を招きます。私が思うに、この2カ所の大きな筋肉に適度な負荷を与えていけば、健康維持に繋がります。

一昔前であれば、畑仕事や畳での生活、和式トイレなどが軽い運動習慣でした。たまに「しゃがむと腰が痛くて…」という年配の方がいますが、あれは股関節伸展ではなく、腰椎が可動点になってしまうからです。
このことから、正しい負荷のかけ方が大切です。

因みに、「走る」動作は、この2点を可動させることで推進力を得ます。タイトルで「二大エンジン」と表現したのはそのためです。

【主な動作とトレーニング】
1、しゃがむ
種目:スクワット
言わずもがな、筋トレの王道になります。およそ400種類あるとされる骨格筋ですが、やり方によっては全種類に刺激を与えることが出来ます。
感覚的なアドバイスとして、自分の後ろに椅子をイメージして、そこに座る感じです。その際、膝はなるべく足のつま先より前に出ない方が良いでしょう。

2、持ち上げる
種目:デットリフト
難易度はスクワットよりも上がるかと思いますが、基本はしゃがむ動作です。バーベルを持ち上げるとき、なるべく腰は曲げず、直立した際は、反り腰になるのを止めましょう。

3、二つを合わせて…
種目:スナッチ、クリーン&ジャーク
こうなるとウェイトリフティングになりますが、正しいフォームでやればとても合理的な種目と思います。
下記の動画は、私が尊敬している元陸上選手ですが、参考までに載せておきます。

4、さらに応用して…
種目:雪かき
冬季、雪国限定ですが、股関節、肩甲骨を使った良い全身運動になります。また、寒い中での有酸素運動は脂肪燃焼に一番効率的です。

左が良い例、右が悪い例です。

5、もっと求道的に…
種目:肥田式強健術
「しゃがむ」という動作の奥深さを感じられます。呼吸と丹田をも意識することで、より強力な運動を編み出した人もいます。良ければ、参考にして下さい。著者によると、トレーニングは、木の棒一本と畳一畳分のスペースで済むみたいです。すごい人もいたものだなと感心しました。

腹と腰に同量の力を込める「中心力」によって心身を鍛えます。
肥田春充の作品は他にも沢山ありますので、興味のある方は是非!!

今回は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回も、何か役立つような記事を書きたいと思いますので、よろしくお願いします。フォロワーも徐々に増えてきて励みになっています。

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