こどもくものす城!@いわて子どもの森

昨日の雨が、足元の落葉の土にしみ込んでいい香りを放っている。

林の中はフレッシュサンキストレモン!っと言った感じ。しんとしてスーッとしている。

真ん中に太い切り株が一つ。

子どもたちが集まる前に、この古参の切り株に挨拶をした。両の手を当て、今日の子どもらの安全を祈る。

まずは10色あるスズランテープの中から、自分のクモの糸を選ぶ。
パッと選ぶ子、じーっと悩む子。
色はきもち、心もようはそれぞれ。

一本、一本、目標の木を見定めながら、張りめぐらせて行く。
この動作をくり返す。自分の目指すものに向かって。

(ぼくはこう生きて行く。)

自分の軌跡と、他の誰かの軌跡が、上になったり、下になったり、交差したり、からまったり。

(でも、行くんだ。
もどっても、進むんだ。)

自分が生きるということ。

多くの人と自分が一緒に生きているということ。

やがて、張り巡らされた蜘蛛の糸のスズランテープが風にいっせいに鳴り出す。

鳥がさえずる。

目には見えない大いなるものに包まれていたと、

今日のきみはどこかで感じたかい。


片岸なお子オフィシャルサイト



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片岸 なお子

盛岡市を拠点に30余年にわたり、3歳から80代までの〈生きる〉を造形表現を通してサポート。「心輝く造形あそびプロジェクト からふる」代表 。「アトリエこだま」「表現サロンとびら」主宰。知的障がい者支援施設・特別支援高校・精神科病院にてアトリエ講師。ウニとごはんが好き。
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