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【読書感想文】 人新世の資本論 資本主義の考え

noteのコメントで本の紹介をしていただき
購入し読んでみることにした。

タルイタケシさん本の紹介ありがとうございます。

人新世の資本論
斎藤幸平さんの本だ。

現在の気象変動の原因に根拠し、メスを入れ、根本は資本主義概念、強者絶対主義がこの地球全体を破滅に追い込むと斎藤さんは説いていた。


権利の強いものがいて、不平等な世の中になればなるほど世界は破滅へと進んでいく。
しかし、弱者と言われる大多数が声を上げ平等の世の中を作り上げられれば世界に変化は訪れる。

読みながら、机上の空論とも思えることではとも考えたがそれはもう私の中に、資本主義の固定概念が植え尽くされており、資本主義のルールの中でいかに生きて成功するかを考え進んでいた証拠でもあった。

会社でも毎日のルーティン。部下のフォロー。
数字、結果、成長させねばならない重圧と何のために進めるのかの葛藤の毎日。

資本家はその中でも労働者へ働きかけ、私たち労働者は時間という対価を払い、金銭をいただく。

この繰り返しである。

自分の成長のためと言い訳をしているが本当にそれが生きるために必要かと言われれば疑問が残る。

斎藤さんの世界の環境まで頭や目、心が追いついていない。そのため根源である資本主義社会の見直しに心がまだ動けないのも事実なのかもしれない。

本書の最後にこんなことが書かれていた。
全体の3.5%が非暴力的な方法で本気になり立ち上がると社会は大きく変わると。

これを今勤めている会社で考えてみた。
会社全体で30名その3.5%と言えば1.05人。
そう一人が本気になれば会社は大きく変えられるということだ。

まだ私は本気ではないということなのか。
いつも弱気になってしまう。
ただチャンスは無限に転がっている。これを拾い、つなげて行きたい。


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