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いつの日か手離すだけの君を呼ぶ隔週火曜資源ゴミの日

読みたいと思って買った雑誌も資源ゴミになるし
資源ゴミを出すのを手伝ってくれる「君」とも、最終的には(僕が先なのか、君が先なのかはその瞬間までわかりませんけど)当たり前に死に分かれるだろうことを思うと
生きてること自体が常に手離したり、捨てたり、別れたりすることだけで構成されているように思えてなりません

日常のひとコマひとコマが交わらない細胞膜に一個ずつパックされている、粒々の孤独な光の粒になって見える

それでも隔週の火曜日は二週間すれば巡ってくるし、雑誌もまた買うけれど


短歌初出:Instagram2021.10.30


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