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西糀谷 浜竹天祖神社例大祭

9月3日は西糀谷の浜竹天祖神社、糀谷神社、西仲天祖神社の三社による神輿渡御が行われていた。
お囃子の音が聞こえてきたので、出かけてみると、町内会の人たちがお神輿を担いでいるのに出会うことができた。
町内ごとに揃いの法被姿だったのだが、よく見ると西糀谷だけでなく六郷の方からも助っ人が来ているようだった。

日が落ちて涼しくなってから、浜竹天祖神社に行ってみることにした。
子安八幡神社は呑川の側だったが、こちらは産業道路に近いところにある。
境内には屋台がひしめいており、昨日と同じくにぎわっていた。

屋台で串焼き肉を買い、ベンチに座って食べながらぼんやりしていると、神楽田にドラムセットが運び込まれてきた。
ここでも余興があるらしい。
おじさんたちのロックバンドでも出てくるのか?それとも生演奏のカラオケか?などと思いながら見ていると、神楽殿の前に中学生の一団が集まってくる。
どうやら地元中学の軽音楽部が演奏するようだった。スピーカーの台が学校イスだったのはそういうことだったのか。

リハーサルは入念に行われていた。顧問の先生らしき男性がせわしなく神楽殿の回りを走り回り、テキパキと生徒に指示を出している。学校の先生も大変だ。
準備が完了すると町内会の代表の挨拶があり、演奏会が始まる。
先生が出てきて部活動と生徒の紹介をするのかと思ったが、そういうのはなく、本番は生徒自身が進行していた。
確かにバンドなので先生が話をするのは何か違うかもしれない。それはどちらかというと吹奏楽部のイメージだ。

演奏したのは合計4組。色々な生徒がいた。
直立不動でギターをかき鳴らす昭和歌謡が似合いそうな男子。(私の推し)
小柄だが声量のあるボーカルの女子。
ベースのうまいモテ系のちょいワル男子。
そのベースとつるんでそうなギターの男子。
そいつらをうまいことまとめとけと先生から言われていると思しきキーボードの男子。
トリを飾る4組目はガールズバンドで、ボーカルがすばらしかった。
彼らには彼らの青臭くみずみずしい物語があり、先生には先生のお仕事ドラマがある。
中学校という空間を離れて幾年月であるが、こういうのにひたるのもたまにはいいものだ。


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