この日は、母はデイサービス。
私は、車で一時間半を掛けて、亡くなった叔母の初盆に向かった。
GWと同じ道のりではあるが、後ろでずっと同じことを話し続ける母が乗っていないだけで、だいぶ道のりは快適である。

ドいなか（いとこの自認）
いとこの子供のクラスメイトに「トトロの家」と呼ばれていた。

初盆へのお詣りは割と滞りなかった。
いとこ宅は、叔母が生きていたときより、いくらかスッキリしていたが、まだ「捨てるともったいない」と高齢の義叔父が言うため、これ以上掃除ができないと言っていた。

帰路。
途中でヘルパーから電話が鳴る。
車を路肩に寄せて折り返すと、現在週二日（火・水）来ているヘルパーのうちの水曜日の人が退職するので、時間変更を余儀なくされるとの連絡だった。
ヘルパーの交代も多いと言えば多い。
しかし、派遣される先も、変動が多いだろうから仕方ないのかもしれない。

夕方、実家に寄って、いとこからの返礼を渡す。
渡す。
「あんた、どこ行っとったとね！
これなんね！」
…叔母の初盆だと言っただろうが。

母は、覚えておきたい思い出だけを残し、叔母本人に会えない初盆には興味がない。