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👓父を施設から眼科に連れて行く日 10/4(1/2回)

本日(10/4)、施設提携の眼科に連れて行く日である。
施設に眼科医が診察に来た日、ちょうどコロナワクチン一回目を打ちに行っていたので、診察が受けられなかったため、こちらから出向いて、診察を受けることになったのだ。

予約は午前10時からなので、午前9時30分に施設に迎えに行く。
5分前に到着したら、今回はまだ介護タクシーさんが来ていなかったので、施設玄関で待って…いたら、父が何か言い出した。

「あのね。
 パソコンをね、入れて欲しいんだな。」

…来たぜ、予想通り!
回答は決まっている。

「パソコン?
 パソコンは持ってきてもいいけど、回線は繋がないよ。
 インターネットはできんけん。」

父は、心底不思議そうな口調で言った。

「なんで?」

金が足りないからだよ阿呆!

この、金というのはつまり父の所得の話だ。
施設費用は、基本料金と介護費用で19万一千円かかっている。
父の年金は14万一千円しかない。
その上、その父の口座からは、ケーブルテレビ代と、母のスマホ代金が落ちているから、実質12万程度しかない。
7万はこちらの手出しで、さらに、この病院に行くタクシー代や病院代、高栄養飲料等もこちらの手出しなのだ。
(実は、父は未だに年金の口座の暗証番号をこちらに教えていないつもりでいるので、その点で言えば、父本人は施設費用全額も私に負担させることができていると思っているはずである。)

その状態で、むしろ、何で、回線代を払ってもらえると思ったのか?

「何でもへったくれもないよ。
 回線代払うような金はないけん。」

そう答えた私に父は言った。
「あ〜、兄ちゃんに払ってもらってください。」

息をするように身内にタカるスタイル!健在!

兄貴も施設費用は出しても回線代は出さんと思うと一刀両断しているうちに介護タクシーさんが来た。

眼科に向かう。

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眼科到着。

ビルの4階に入っている個人病院で、裏口から入る。
鉄扉支えながら入るのがそこそこ大変である。

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検査の結果、左目は失明、右目は視野欠損がかなり進んでいるものの0.4あると言われて本人が喜ぶ。

ただ、正直、本人と接している実感からすると、0.1か0.2くらいしかないんじゃないかな?という気がすることがあるので、むしろ視力検査を適当に答えて当たってただけでは?と疑ってみたりもする。

ちなみにこれが、視力検査のために外した、本人が重ねがけしていた老眼鏡とはづきルーペ(老眼鏡)である。

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診察後。

下に降りて介護タクシーを待つ。
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流石に、あっという間はタクシーも来れないので、そのまましばらく待っていたら、諦めずにまたしてもパソコンが欲しいと言い出した。

諦めろ!

YouTubeを大音量でかける、自宅のようなことを施設の狭い部屋でしていいはずもない。それを言うと、

「いや、イヤホンなんかしなくても、どうせ(外には)聞こえないよ。」

と返事をしてきた。

そもそもイヤホンをする気すらなかった!

本人に、CDラジカセとCDとイヤホンを差し入れてやるからそれで我慢しろと言ったが、聞く気はないようだ。しかし、パソコンとインターネット回線を与えるつもりはない。


投げ銭歓迎。頂けたら、心と胃袋の肥やしにします。 具体的には酒肴、本と音楽🎷。 でもおそらく、まずは、心意気をほかの書き手さんにも分けるでしょう。 しかし、投げ銭もいいけれど、読んで気が向いたらスキを押しておいてほしい。