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読書の日記

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世界の危険思想 読了

世界の危険思想 読了

世界の怪しい所へガンガン行って取材をしまくった方が、タイトルを通して考察したまとめ本のようなものです。

いくつか印象に残った事。

・認知の違い
例えばスラム街といってもまんま裏社会ってわけではなく、危険地帯ってわけではない。
貧しい人や、問題のある人が密集して住んでいるエリアだと。

犯罪は起きるが、暮らしは営われているわけであり、住民だったり、昼間なら大丈夫だったり、街のルールの理解が重要で

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「人間とは何か」マーク・トゥエイン 漫画版

「人間とは何か」マーク・トゥエイン 漫画版

漫画版で、「人間とは機械である!!」って主張で、マーク・トゥエインの晩年に発表された作品です。
当時は炎上してたそうです。

この、人間とは機械である!!の機械の定義なんですが。
「機械とは設計通り作用するもの」って事らしくて

わりと、この定義自体が?だったし、言ってることが見事なまでに厨二(今もこんな表現使ってるのか不明ですが)でした。

シェイクスピアの作品を
「神が創造した人間群を正確に

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「告発」読了

「告発」読了

やっと読み終えました。

ビックデータを分析し、個人個人に異なる広告を打ったりして、行動をコントロールし、例えば選挙なんかでお客様を勝たせるよう頑張る会社のお話です。
そこの社員の女性が働いているうち、これ、倫理的に、法律的にどーなん?って疑問を抱き、上司に明らかに嘘をつかれたり、きっとこれが大きそうですが、金払いも悪いと。

で、告発者にまわるといったお話。

読むのに時間がかかったのは、やっぱ

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Facebook

Facebook

今はMetaなんですかね?
アプリはFacebookのままですね。

「告発」って本を読んでまして。
Facebookのデータを使って選挙戦を戦って、トランプを大統領にした!ってお話しです。

今のところ告発の所までは読み進めてないようで、件の会社も合法的に個人情報を集めて、その方法が違法になったらしっかり引き上げるって事を書いてます。

読んでて、Facebookの成長物語がざっくりと書かれてあ

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コード・ブレーカーより。

コード・ブレーカーより。

これは遺伝子関係の本でして。
メインはRNAの働き。これを研究することによって絵空事とも思えたゲノム編集が現実的になった。
新型コロナワクチンで、その成果が白日のもとにさらされる。
で、その研究を主に行った女性の学者が主人公の本です。

ま、そんな話でして。

そんなはなしなもんだから、当然、ゲノム編集。
その是非が問われる事になる感じですね。

ある未来予測として。
パソコンとインターネット。

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個人情報のアレコレ

個人情報のアレコレ

今、これを読んでます。

なんでも、大量の個人情報のデータをゲットして、それを駆使して選挙を操るって会社の社員が内部告発してるって本のようです。

例のトランプ大統領、ブレグジットで暗躍してたって会社の社員です。
今のところ、情報集めて色々分析してこういう事をしているってのが少し書かれているんですが、やっぱりイマイチ実感というか、マジか?感が拭えないですね。イメージがわかないのが正直なところ。

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男女の友情の成立

男女の友情の成立

そうそう、この本、男女の友情の物語な側面もあるようです。

確かにサムとセイディの関係。
前提として友人です。
ただ、仕事のパートナーであり、利用し、利用されって関係でもありました。
お互いの事を、おそらく誰よりも知ってますし、特にサムなんかは病的にセイディの事を知ってます。

ただ、恋愛関係…。ってか、身体の関係だけは持たなかったと。

よく考えたら、ストーリーも完璧な友情物語でしたわ。
子供の

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読書日記 「野良犬の値段」読了

読書日記 「野良犬の値段」読了

こういう誘拐モノ。最後はどうなるんだろう?ってのがありまして。
一気に最後まで読んでしまいました。

正直、途中から犯人ってゆーのか、そーゆーのは見えてきてまして。
恐らくミステリ好きだったらいともたやすく背景は推理できたと思うんですよ。
どちらかといえば、ベタといえる展開ですが、その話作り、構成が凄すぎる本でした。

ただ、結論がどーなるか?
こればかりは読めないですよね。
ハッピーエンドにする

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読書日記 「野良犬の値段」読書中

読書日記 「野良犬の値段」読書中

アマテラスの暗号も読み終えてませんが、今、これを読んでます。

ネット社会特有っぽい劇場型誘拐のお話のようです。
誘拐サイトが立ち上がり、そのサイトで淡々と誘拐しました。この人達です。主に新聞社、テレビ会社とかのマスコミの会社にお金払え!って要求していきます。

で。誘拐された人、6人いるんですが、(読んでる今の所)全てホームレスのようでして。
さあ。どーする?って感じです。

Twitterとか

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読書日記「生命の逆襲」読了

読書日記「生命の逆襲」読了

ま、ほとんど前回で読み切ってましたが、追記のへぇ。

・モグラは、若者が新たな縄張りを探すときに地上に出てくる。

僕はモグラの死体は見た事ないですが、もし見たらそれは若者である可能性が高いようです。
なんてゆーか、不思議な生き物ですよね。人目線でみれば。

・お酒飲んだ後の締め欲は、肝臓のアルコール分解で糖を消費するからラーメン欲しくなる。

なるほど。必死で締めを要求するのは体がアルコール分解

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読書日記「生命の逆襲」読書中

読書日記「生命の逆襲」読書中

先日の「生物と無生物のあいだ」と同じ福岡伸一さんの作品です。
どうやら、エッセイって感じで。
生物学者で昆虫オタクの作者の、日常、雑感が書かれてる感じです。

やっぱり生物学者なので、生き物全般に関しての知識が溢れ出てきてます。子供のころに読んだ、「〇〇のひみつ」とかの漫画シリーズ本を読んでるような、へぇ、そうなんだ~が詰まった本になってます。

今までのへぇ。メモと感想。
・ドリトル先生航海記と

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読書日記 「アルテミス」読了

読書日記 「アルテミス」読了

このかたの作品は、やっぱりどこか底抜けに明るいですね。
その信頼感があるからでしょうか。
主人公がどんなピンチに陥っても、何とかなるんでは?感が強くて、どこか安心して読めました。

月面都市の設定。
月の重力。
化学。
狭い人工都市ならではの事情。
食事。
地球とのやりとり。
経済。
格差社会。

色んな要素が楽しめますが、
努力、絆、勝利
という、いつぞやの少年ジャンプのような展開が心地よかった

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読書日記 「アフターマン」

読書日記 「アフターマン」

なんか、特殊な本です。
タイトルにあるように、人類滅亡後の生物の行方を予測して書いている本です。

色々、筋道立ててこういう生き物が繁栄するんじゃないかってのを、図柄と共に書いてて面白いです。

なんていうか。想像上の生き物を作っていくってのは楽しい作業だろうなって思って読んでます。
読み切る本ってよりは、たまに気が向いた時に眺める図鑑みたいな感じです。
なので、読破したかどうかは忘れました。

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読書日記 「アルテミス」読み始め。

読書日記 「アルテミス」読み始め。

「火星の人」や、僕の中では№1のSF小説「プロジェクト・ヘイル・メアリー」の作者が書いた本です。
時系列的には「火星の人」の次に書かれた作品なようです。

月面都市に住む人たち。
その中で運び屋をやってる女性が主人公のようです。

どんなお話か。楽しみです。
月面都市。そこが楽しみ方のポイントになるんでしょうね。
火星に行こうとしている人がいますので。
この作品が参考になったりするんだろうかって思

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