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猫と僕と恋と【#シロクマ文芸部 】

恋は猫のようだと

僕はそう思っている


恋は猫

彼らはいつも突然 僕の前に現れる
そこの路地から あそこから 向こうから
音も立てず静かにやってくる
それは何の前触れもなく
ひっそりと しっとりと

恋は猫

彼らがいつ現れてもいいように
決して油断をしてはならない
ぽけっと気を抜いていたら
彼らはいつの間にかふっと
いなくなってしまうのだから

恋は猫

こちらがどんなに見つめていても
彼らは気がつかないふりをするだろう
だって自分のペースを乱さないのが
お決まりのスタイルだから

恋は猫

せっかく出会えたとしても
いつもどこかへするりと消えていく
そんな彼らはやっぱり
僕の思い通りにはならない

恋は猫

それでも

恋は猫

それでも僕は
恋をしてみたい


そんな恋の出会いが
そこの路地から あそこから 向こうから
やってくることを
僕はワクワクしながら待っている


そうだ
彼らにお願いしておこう

にゃんとか僕に いい出会いが 訪れますように


***

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