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『糖尿病の治し方』10-1 B図書館

久しぶりに、自転車でB図書館へ行ってみる。
 
自転車はスゴい。 行動範囲が一気に広がる。
 
 
 
 
 
なぜ私のすい臓は、未だにへたばったままなのだろう?
 
このままインスリンは出ないままなのだろうか???
 
フラフラとB図書館へ向かいつつ、「もしかしたら何か、
私の人生を変えるような決定的な情報が本から手に入るかも
しれない」という妄想を抱いた。
 
 
 
何だか、天じくに向かう三蔵法師のような気分だ。
(近いな天じく)
 
 
 
「しかしこういう予感は当たるものなんだよなぁ…」
などと思いながら、B図書館に到着。
 
 
 
 
 
さっそく本を物色。
 
何かないんだろうかとウロついていたら、医療コーナーで
糖尿病の本を発見。 タイトルは…
 
 
『薬に頼らず血糖値を下げる方法』。(……なんだって???)
 
 
 
動揺を隠せないまま本を手に取って、とりあえず席につく。
 
 
 
(落ち着け私)
 
 
        (いやでも)
 
 
 
(どうゆうことだ???)        (分からん)
 
 
 
      (と…とりあえず、本を読まねば…) 
 
 
 
読む。
 
……………………………………………………………………………
 
……………………………………………………………………………
 
……………………………………………………………………………
 
…………………………………………………………。
 
 
(にゃおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!)
 
頭を抱えた。 病院で教えてもらったことと、全然違う。
  
 
 
 
 
そこに書かれてあったことは、主食のごはん(炭水化物)を一切抜く、
厳しい目の糖質制限食についての内容だった。
 
それは、血糖値を上昇させる糖質を多く含んだもの…炭水化物を一切
取らないようにし、代わりにタンパク質(主に肉類や魚肉など)を
多めに取ることで血糖値上昇を抑えつつ、脂肪を減らし、インスリン
製剤などの藥を使わずに生活しよう、というものだった。
 
はっきりいって病院の教えるカロリー制限食とは真逆の思想である。
(何ダコレハ……?)
 
 
 
 
 
 
どういうことなのだろう???
 
私が病院で信じこまされていたことは、間違いだったのだろうか????
??
 
 
 
この時まだ、糖尿病にまつわる諸事情に詳しくなかったので、私にはまだ
よく分からなかったが、私はこの本から、『日本の病院の多くはカロリー
制限食(のみ)を採用しており、糖尿病患者は炭水化物(病院では白ごはん)を50~60%、三度の食事からとることをススメている』ということを知ったのだった。
 
 
 
 
ーーーが、この本の著者によれば、それが三食ごとに血糖値を跳ね上げて
しまう主な要因であり、そのせいでインスリン注射などの藥依存ループから
抜け出せなくなっている側面があるとのこと。
 
 
 
ーーーで、血糖値を上げる主原因である炭水化物を減らせば(あるいは
抜けば)、自然、血糖値は過剰に上がらなくなるし、藥依存からも抜け出せ
る可能性があるし、そのための方法がこの糖質制限だよ、とのこと。
(個人差はあるけど)
 
 
 
 
 
 
糖質制限食とは、大雑把にいえば主食(ごはん)を抜いておかず(タンパク質)
を多めに食べる食事法なのだそうだ。
 
事実この方法で、インスリン依存から抜け出している二型糖尿病患者の人も
たくさんいるらしい。(私も二型糖尿病患者だ)
 
 
 
 
 
(病院でそんなこと教えられてなかったじゃん???) (ナンデヨ)
 
(やっぱり私はだまされていたのだろうか???)
 
(いやでも、「すい臓からわずかでもインスリンが出せる二型糖尿病の人
じゃないとインスリン注射はやめられない」ってこの本には書いてあるし、私はやっぱり無理なのか…?)
 
(いやでも、すい臓が回復したらできるかも…)
 
(現時点では分からんよ)
 
 
 
 
 
と、私の脳内の会議室では、はげしく意見が飛び交っていた。(おちつけ)
 
 
 
 
何とか表面上は落ち着いているふりをして、その本を貸出コーナーに持って
行った。
 
(こ、、、この本が、私を救うことになる経典だったのか???!)
 
どうなのか?
 
 
 
 
 
 
この頃の私は、まだその真相を知らない。 どーーーうなるのと。
 
 
 
 
 
       ーーー(続きますーーー…)ーーー

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