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人生を変えた一冊


私の人生を変えた一冊と言えば、この本がパッと思い浮かぶ。

​メグ・ジェイさんの「人生は20代で決まる」という本だ。

記憶が正しければ、私が27歳であった2019年の春頃に初めて読み、今では何度も読み返している。

私がメグ・ジェイさんの存在と、彼女の「人生は20代で決まる」「30歳は昔の20歳ではありません」という主張を初めて知ったのは本書ではなく、TEDトークで知った。

このTEDトークも何度も再生し聞いていたのだが、後に彼女の本があることを知り購入に至った。

本書では、「20代は自由に人生を謳歌する時」ではなく、キャリア、生涯賃金、パートナー、パーソナリティーは20代のあいだにほぼ決まってしまう重要な10年間であると主張されている。著者のメグ・ジェイは若者向けの心理カウンセラーであり、実際のカウンセリングのエピソードを紹介しながら、なぜこの10年間が最も重要なのか、そしてこの時期をいかに有効に過ごせばよいかが書かれている。


この本を読み、私に最も影響を与えたのは、恋愛に関する考え方だった。

今では結婚やパートナーシップは時代遅れであるとする主張も多いが、著者は今までカウンセリングの中で、結婚したくない、親しい関係を望まない20代に会ったことがないそうだ。

実際に婚姻関係を結ぶかどうかは別として、多くの人が何かしらの親しい関係をどうやら望んでいるらしい。

ここで少し、本書を読んで印象に残った箇所を紹介する。これはほんの一部に過ぎない。

今は結婚するつもりがなくても、次の男と結婚するかもしれない。とにかく、結婚を考えるのは、結婚相手に会う前が最適なのです。
世の中がどんなに変化しても、人生は家族で始まり、家族で終わることに変わりはない。
自分の家族を選ぶのよ。自分の子供の父親となる人を。

この本を読み、幸運にも私は、今の旦那と付き合う前に結婚について考えることができた。自分自身が子供が欲しいと思っていることに気づき、その子供の父親としてふさわしい人を選びたいと思った。

この本に出会う前は、自分と気が合うか、一緒にいて刺激をもらえるかなんてことばかり気にして、誰と付き合うか決めていたような気がする。付き合った中でこれからも一緒にいたいと思ったなら結婚するという考え方から、結婚とは自分の家族を選ぶことなんだという発想に変わったのは本書のおかげだ。

恋愛だけでなく、仕事や将来設計において、なぜ20代が大事な期間なのか、本書では書かれている。20代の方はぜひ読んでほしい。

私自身20代であるのは、あと半年もないが、何歳になってもこの本を読み返すだろう。





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人生を変えた一冊

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