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ホワイトラビット読了 感想

皆様今日も生きてますか??寒い寒い急に寒くなってきたぞ沖縄県。正直こんなに急に寒くなるとは思わなかったので冬物をまだ出せていないひーびなのでした。なので今日も短パン半袖いつもの寝巻きスタイルで今日の記事を書いていきますね。

久しぶりに読み終えた本の紹介をしようかと思います。

伊坂幸太郎『ホワイトラビット』

作者は知っている方も多いと思いますが、おそらく名前だけで金が取れる作家であろう今や日本を代表する作家。伊坂幸太郎。代表作には『ゴールデンスランバー』『グラスホッパー』『重力ピエロ』等挙げればキリがないほどのヒット作を生み出してきた天才作家。

そんな伊坂作品。僕もかなり久しぶりにその文章に触れました。

最後に読んだのが『終末のフール』という作品でかれこれ1年以上前に読み終えた段階だったので1年ぶりに伊坂作品を読みました。

結論

めちゃくちゃ面白いよこれ!!!!!!!!!


物語が中盤に差し掛かってきたところで読むのをやめたくなくなるほど爆発的に面白くなりノンストップで読み進めてしまうおもしろさです。嘘だと思ったら是非読んで頂きたい。

あらすじ的には

反社会的勢力の一員として数々の誘拐事件に加担してきた兎田孝則は、ある日突然に自分自身の妻が誘拐されてしまいます。組織の裏切り者が潜伏しているはずの宮城県仙台市にまでやって来ましたが、既に彼は不運な事故に巻き込まれて亡くなった後です。兎田は愛する妻を無事に取り戻すために、 狂言立て籠り事件を起こすのでした。


公式からのコピペです。

そうこの主人公が籠城するところから物語がジェットコースターのように進んでいく。

そしてこの小説の特徴として

この籠城事件を様々な角度から見せていく手法をとっている。この手法は映画『パルプフィックション』などで有名なタランティーノ風の演出であり読んでる人にはこの場面は一体どこに繋がるんだという伏線をうまくちりばめて、物語の後半に怒涛の回収劇を披露するという物語の作り手ならば誰もが憧れたであろうその手法が使われている。

『パルプフィクション』のように難しくはなく、そこは小説という映画とは全く違った観点で作者自らが今の状況はどうなっているのなどと説明する描写も入っていてかなり実験的な作品になっているのも事実。これが賛否の分かれそうなところでもある。

しかし、作者自身が物語を説明する描写が入ることによって背景がすぐにわかるのは確かでおもしろさが更に際立たせている。僕は好きだ。

伊坂作品にはお馴染みの『黒澤』この男は本作で無類の活躍を見せる。

本当この男はカッコイイ。伊坂作品を読むたびにそう思います。しかしこの『ホワイトラビット』では部下が起こしたミスから事件に巻き込まれていく少しかわいそうな一面を見せるので要チェック。

ミステリー小説なのですがどちらかといえば映画のようなエンターテイメント色が強くもある作品でもありますね。

ただ帯にも書いてある通り『全てを疑え!』

と、中盤まで差し掛かって貴方はきっとあれ??と思うでしょう

もうここまできて騙されていたら。貴方もきっと伊坂ワールドの虜になります。

久しぶりに伊坂幸太郎ワールドの虜になりました。最高です。新刊も発売してるみたいなのでそちらも読んでみるか〜という心境です

本当大満足1冊でした。皆さんも是非。伊坂初心者おすすめの1冊です。

ではまた明日この場所で!!


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