その日から1ヶ月(多くの協力に感謝)
こんばんは、MAPです。
妻の葬式を終え、その後1ヶ月について振り返ってみようと思います。
抜け殻のようになった自分
じっくりと考える余裕もなく、とにかくやるべきことをこなしているような感覚で葬式を終えました。
ここまではなんとなくバタバタとしており、悲しみに浸る余裕すらなく、ひたすらタスクをこなすような日々だったことから、必然的に妻のことをじっくりと思い出す余裕もなく過ごしていました。
ところが、葬式を終えてができたこともあり、急に寂しさや悲しさが込み上げてきて、ふとした瞬間に涙を流すことが増えました。
各種手続きや遺品整理をしなくてはと思いつつ、このnoteを書いている現在でも手付かずのことも多く整理できていません。
一方で、思い出となる写真を部屋の至る所に飾って、妻のことを思い出せるような環境を整えていました。
日々の生活は、子どもが3人いると余裕がなく、仕事をしながら、料理や家事などをこなしつつ、自分だけの時間を持てるのは22時以降。ただ、そこで何か趣味をして夜更かしすると体調などのコンディションに影響する可能性があるので、23時頃には寝ることを心がけていました。
グリーフの3つのフェーズ
大きく深い悲しみをどう乗り越えていくのか。
これは本からの引用もあるのですが、グリーフ(死別による悲しみや苦痛)には3つのフェーズがあるようです。
回避のフェーズ
目の前が真っ白になってしまい、「嘘であってほしい」という思いから、現実が受け入れられない状態になってしまうことのようです。
同化のフェーズ
愛する人を亡くした喪失感を強く感じるようになります。亡くなった人への思いや取ってきた自分の態度などを思い出し、自責の念、後悔、罪悪感を感じる状態のようです。
「あの時、〇〇しておけばよかった」
「私がもっと〇〇だったら」
「私の人生はもう終わりだ」
「何をしても楽しくない」
「もう一度だけ会いたい」
などのように感じるようです。
適応のフェーズ
愛する人がいない生活をスタートさせ、自らを適応させていくようになるようです。死を認め、前向きに諦めることで新しい生活を進めるようになるとのこと。
だからといって、亡くなった人を忘れてしまったわけではなく、心の中に感じることがあるのです。
ただし、悲しみは突然やってきます。月命日や誕生日など気持ちが落ち込みやすく、この悲しみは一生付き合っていくもののようです。
これらのフェーズを理解した上で、自分が今どのフェーズにいるのかを自問自答しながら心を整えていくように意識しています。
多くの協力者に感謝
葬式後、正確にはその前から日々の生活をどうしていくか考えていました。葬式後1週間は義理の両親が一緒にいてくれたこともあり、生活に大きな支障はなく暮らすことができました。
一方で、その後はいよいよ自分と3人の子供たちだけの生活が始まります。
義理の両親からは、義理の両親が住む家の近くに住んではどうか?という提案もありましたが、個人的には自分でできる限り今の生活を維持して生きていきたいと考えていたこともあり、丁重にお断りをしました。
とはいえ、どうしても生活ができないようでしたら、恥を惜しんで頼りにするつもりではいました。
どうするかを考えていると、妻のママ友の方々からお声がけをいただき様々な支援をしてもらうこととなりました。
その一例として、
日替わりで近所のママたちが惣菜を届けてくれたり
当番を決めて娘のお弁当を作ってくれたり
家に来てくれて、キッチン周りを整えたり差し入れをくれたり
洗濯物や掃除を手伝ってくれたり
定期的に話を聞いてくれたり
遠くから会いに来てくれたり
子どもたちを預かってくれたり
カレンダー共有アプリを利用して、手伝ってくださる方が困った時に声をかけてくれたり
毎週末に心配して色々な方々が訪問して来てくれたり
遊びに誘ってくれたり
その他にも色々な支援がありましたが、
共通するのは、「何か自分たちにできないか」とそれぞれの気持ちで行動を起こして頂いているのです。
これには本当に感謝しかありませんし、とてもありがたいことで、心までも救われました。
この時点での自分の気持ち
ただひたすら悲しみと感謝で過ごす日々でした。
悲しみは当然ですが、感謝とは周囲の方々の想像を超える支援の多さです。
これは頭ではわかっていても、なかなか実感値として持ちにくかった想いで、「自分は一人で生きているのではなく、人に支えられて生きている」と強く感じるのでした。
そして、これからの人生はそのように支えて下さった方々へ丁寧に恩返しをしていきたいと決意をするのでした。
次回は、「数ヶ月後の今」の話を書きたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
MAP
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