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恋愛コラム:性格や個性に違いがあるパートナー同士は上手くいかないのか?

似た者夫婦なんていう言葉があるほど、

カップルや夫婦の性格や個性、趣味、思考が似ているほど、

一般的には仲良しの象徴とされていますよね。


確かにパートナーと沢山共感出来るような共通点があると、

それだけで親近感もわいてきますし、何より好きな人と同じというだけで、

シンプルに嬉しいですよね。


では、その逆のパターンの場合、つまり好き同士のカップルや

夫婦だったとしても、性格が真逆だったり、趣味や特技、考え方などが

全然違うという場合のパートナーシップというのは、

なかなか上手くいかないのでしょうか?

今回は、こちらのテーマについてお話してみようと思います。


共通点があると一体感がうまれやすい

まずこちらは誰もが感じることだと思うのですが、

相手が好きな人でなかったとしても、極端に言うと、

全く興味のなかった人や初対面の人なんかでも、

何かしら自分と共通点があるということが分かった時、

それだけで親近感がわいて、ぐっと相手との距離が近くなった気がしたり

うっすらと仲間意識のようなものがうまれますよね。


例えば出身地が一緒だったとか、職業や好きな音楽が一緒など、

あげたらキリがないですが、そんな小さな些細な事でも、

誰かと同じという事を発見した時、

人はそこに無意識レベルで”自分が好きなものを好きなひと”という

ラベリングをしてしまうので、良くも悪くも共感がうまれ、

「きっと同じ趣味や思考の人ならいい人に違いない。」とか、

「考え方が似ているなら、仲良くなれそう。」という感情が芽生えやすく、

無意識に心を開いてしまう傾向にあります。


特に初対面の人やあまり知らないに人に関しては、

その人のイメージとして、無意識に自分の持つ性格や特徴の特性を

投影しやすいと言われているので、

例えば自分が潜在意識の中で自分の事を”優しくて楽しい性格

と思っている場合は、初対面の人に抱くイメージも”優しくて楽しそうな人

という風に思いがちだと言うことです。

なんとなくイメージ出来るでしょうか?


話を戻しましょう。

つまり、共通点があるという時点で好感を持ちやすく相手のことを

好きになりやすいということですね。

このことから、カップルや夫婦間に置いては尚更、この好感の域を超えて

一緒になったペアですので、より相手に対する好感や共感が生まれやすく、

お互いこのような心理状態にあるので、

俗に言う「似た者夫婦=うまくいっている関係」という風に

言われているのでしょうね。

似た者同士のメリット・デメリット

では、似た者同士の恋人や夫婦というのが絶対正義で

うまくいくというのは本当でしょうか?


確かに、好きな人と共通点が沢山あるというのは、

自分が好きと思っていることを、無理強いせずとも相手も好きなので、

趣味であれば一緒に楽しめたり、思考においても

どちらかが「こうしたい!」と言った時に、もう一人が「そうしよう」と

いう流れにスムーズに移行しやすいので、

衝突することが少なくてすむかもしれません。

怒りや悲しみなど無駄なエネルギーを消費せずに、2人の関係性を穏やかに

保つことが出来るというのは、大きなメリットですよね。


では、デメリットがあるとすればどんなことでしょうか?

私が思う似た者同士でのデメリットとは、あえて言うなら、

それ以上の進歩や展開が期待しにくいということでしょうか。


「私達は穏やかに過ごせればそれでいいのよ。」という方々にとっては、

なんら問題はないと思うので、ここはスルーして頂きたいのですが、

私、よくばりな女なので。笑

欲しがっちゃうんですねー。

基本的に好奇心旺盛なんで、色んな世界が知りたくなっちゃうんです。笑


別に私の話はどうでも良いのですが、第三者的立場で見たとしても、

似た者同士のカップルや夫婦の中にも、

私のような方もいらっしゃると思うのです。

そうなった時に、似た者同士の関係というのは、例えば絵の具で例えると

2人とも赤なら赤しか持っていない状態のようなものです。

つまり、一緒に絵を描こうといった時に、多少赤のトーンに

違いがある2人だったとしても、基本的には、2人は赤色の人なので、

赤い色味の絵しか描けないということですね。

もちろん、同系色で描く墨絵のような仕上がりになり、

それはそれで、たいへん美しいでしょう。

ですが、まじりっけなく濁りなどはないものの、

逆に言うとアクセントカラーやスパイスになるような、

驚きの要素もないということです。


つまり、2人が知っている範囲内のことしか日常に起こらないので、

さざなみのない泉のように凪いではいるものの、

想定内の範囲から外へと発想や思考、行動が行きにくいので、新たな発見や

進歩だったり、現時点からのさらなる成長などの事柄が

起きにくいということがデメリットではないでしょうか。


とはいえ、別に恋人や夫婦関係において”高め合いたい”とか

共に成長したい”などという気持ちがなければ、

そこにフォーカスする必要もないので、デメリットにもならないという人も

沢山いるでしょうね。


違いも良いアクセントになる♪

そこで、違いがある恋人や夫婦間における関係性についてですが、

以上のことをふまえると、なんだか全然悪くないじゃない♪

という気がしてきませんか?


先程の絵の具で例えるならば、1人が赤で、もう1人が青という、

全く違う個性や特性を持っていたとしたら、2人が共に過ごし

合わさることによって、赤でも青でもない、新たな色味の融合が生まれ

思いもしなかったような世界を見ることになったり、

2人だけの面白い絵を描けるかもしれないからです。

中立を取れば、紫も出来ますし、どちらかの個性を尊重し、赤紫や

青紫にだって寄せることも出来ます。


時にこれは、違いが大きすぎて受け入れがたいという感情に

なってしまったり、摩擦が起きてしまうということもあるかもしれません。

ですが、これはもう心の持ちようで、この違いを

そんな発想もあるのか!面白い”と楽しめるかが

カギとなってくると思います。


要は柔軟に物事を捉え、受け入れられるような視点で相手の話を

聴いてみると良いのです。

好きな人同士であれば、ついどこかに共感できるポイントを探したくて、

何気ない会話においても自然と前のめりになりやすいですよね。

ですが、深く椅子に腰掛けて、背をもたれ、優雅に

「どうしたの?」「へーそうなんだー。」という感じで、

たとえ自分と真逆の意見や反応が返ってこようとも、急激に異物だと

押しのけてしまうのではなく、一旦受け入れる。

一旦聴いてみる。その事が大切だと思うのです。


感情的に自分とは違う!と反撃するのではなく、冷静に相手が

”なぜそう思うのか”や”なぜそれが好きなのか”など、

耳をすましてみるといいですね。

きっと本人には、その人なりのこだわりや理論があって

その意見にたどり着いていたり、それが好きという状態になっているので、

そのルーツを深掘りしていくと、表面的な物事だけを見て

判断してしまっている時よりも、より一層深い視座で理解することが出来、

実は違いと思っていたことが、そうでもなかったなということも

あるかもしれません。


2人はチームである

それに、違いがあることは先程も言いましたように、

全然悪いとは、私は思いません。


むしろ、欲を言うなら、ある程度共通点があるパートナーとの間に、

違いが在ることは、メリットだと思うのです。

人間誰しも得意なこと不得意な事がありますよね。

例えば私で例を挙げれば、正直な所機械操作なんてすごく苦手で

出来ないことが多いです。

アナログの世界では、整理整頓は得意な方なので引き出しの中の服も

色順やカテゴリー別に並べて一目瞭然なのに、

デジタルになった途端、機械音痴すぎてファイリングすらも出来ません。汗


もしこれが、反対にパートナーが得意であれば出来ないことを

教わったり見習ったりすることによって、今までマイナスイメージだった

2人の違いでさえ、出来ることが増える、克服できるきっかけが増える

と思えば、メリットと言えますよね。


逆に相手にも不得意な事がある場合も一緒です。

例えば、相手が家事が苦手で自分が得意なら、出来る分は

自分がやればいいですし、相手がそれを学んでみたければ、

自分が出来る知識をシェアすることも出来ます。


最初は出来なくても、一緒にやっていく中で、少しずつ克服できれば、

いずれ、それぞれの強みを吸収し、戦闘力2倍の状態になっていくわけです。

これって、最強ですよね。


ですがたまには、それぞれの得意なことを相手が習得不可能な場合や

興味を示さないというような事もあるでしょう。

その場合は、無理に相手に要求せずに、お互いの出来ることを出来る

ポジションでそれぞれに負担し、お互いを補い合えば良いと思うのです。


物事には向き不向きもありますので、一様に頑張ったからと言って、

同じ様にできるようになるとは限らないからです。


パートナーシップというのは、カップルであれ夫婦であれ、

一つのチームです。

どちらかだけが頑張っているというような片車輪走行では、2人が目指す

目的地へはたどり着けません。

もし違いがあったとしても、それもいいじゃないですか。

違いは、自分が持っていない新たな武器や強みとも言えます。

そしてそれは、新しい世界を見せてくれる未知の世界へのチケット

とも言えるのです。

お互いの共通点も楽しみながらも違いをも面白いと受け入れ、

どんな時もどんな事も、笑いながら協力し、支え合い、

足りないところは共に補い、乗り越えられるような関係性を

つくっていきたいものですね。


あなたはどんな風に感じましたか?

感想などあれば、ぜひ聞かせてくださいね^^

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