アドバイスをもらっても、目標には近づかない
ペンシルベニア大学ウォートン校の研究

多くの人が、よりよい決断をするためにアドバイスを求めたり、自分の知らない選択肢を増やすためにアドバイスを求める
しかし、アドバイスは求めるより、誰かに与えることに与えたほうがメリットがある
アドバイスをもらってばかりだと、目標達成に近づかない

中学生2274人を対象に、アドバイスを受けるグループとアドバイスを与えるグループに分けた

アドバイスを受けるグループは、専門家からの手紙を読んで、その返事を書くというもの
アドバイスを与えるグループは、学校の後輩からの手紙を読んで、アドバイスの返信をするというもの

アドバイスの内容については、勉強、ダイエット、節約、自制心、人間関係などが含まれていた

その後、参加者の勉強時間、モチベーション、目標の進捗具合などを調べて、アドバイスによる影響を分析した

結果、アドバイスを与えたグループは、勉強する時間が延びていた
その他、目標に対するモチベーションが大幅にアップしていた

アドバイスを受けたグループの24%はモチベーションをアップさせたが、アドバイス与えたグループは74%がモチベーションをアップさせていた
圧倒的に、アドバイスを与えたほうがモチベーションアップに繋がる

アドバイスを与えた場合、自信に繋がることが判明した
中途半端な知識ではアドバイスをできない
通常は自信がないとアドバイスをできない
逆説的に、アドバイスをすることで自信に繋がったのかもしれない

また、多くの人は、アドバイスを受けるほうがモチベーションのアップになると考えていた
アドバイスを与えることのメリットを理解している人は少なかった

とにもかくにも、アドバイスは受けるより、与えるほうがいい
モチベーションが上がり、自信もつく

アドバイスをしておきながら、自分が実践してなかったら、恥ずかしい結果になる
強迫観念ももしかしたら、あるのかもしれない

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参考文献
Dear Abby: Should I Give Advice or Receive It?
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30281402/