自分は平均より上だと思っていませんか？自信過剰で過大評価しやすい人の特徴とは
自分は平均より上だと思っていませんか？自信過剰で過大評価しやすい人の特徴とは
自分の能力や性格を他の人と比べて、平均より上だと思っていることはありませんか？
もしそうなら、あなたは平均以上効果という認知バイアスに陥っている可能性があります。
平均以上効果とは、自分は他の人と比べて平均以上である、と過大評価してしまう心理のことです。
この平均以上効果は、自分の能力だけでなく、性格や健康、運転技術など、さまざまな分野において見られます。自分は平均よりも優れていると思い込むことで、自尊心を高めたり、不安やストレスを軽減したりする効果があるからです。
基本的には、誰もが平均以上効果に陥ります。ですが、特に陥りやすい人がいます。
アリゾナ州立大学などの研究チームが、五つの研究を行って、その答えを見つけました。
参加者の合計は1376人で、平均以上効果の程度と社会的経済地位について回答しました。
研究の結果、平均以上効果に陥りやすいのは、自分を偉いと思っている人でした！
自分が高い地位にあると感じている人は、自分の能力や性格をより高く評価する傾向がありました。
自分の能力や性格は、客観的な事実ではなく、主観的な感情によって左右されます。
この研究では、客観的な地位は関係ないことが判明しました。実際に出世していなかったり、お金を稼いでいなかったりしても、自分は評価されている、自分は他の人と比べてお金を稼いでいる、と感じていると、平均以上効果に陥りやすいのです。
あなたは自分を偉いと思っていませんか？
もしかしたら、自分の能力を過大評価しているかもしれません。出世したのは自分に才能があるからだ、お金をたくさん稼げるのは天才だからだ、なんて勘違いしている可能性があります。
今一度、自分の能力について客観的に評価しましょう。仕事というのは個人の能力だけで成果が決まるのではありません。ビジネスの相手がいて、同僚や仲間がいて成果が出ます。
もしかしたら、成果がよかったのは仲間のおかげかもしれません。
認知バイアスは誰もが陥ります。
対策をしなければ、どんどん罠にはまります。その初めの一歩として、認知バイアスを知ることが大切です。
認知バイアスを知っているだけでも、自分の思考や行動に気づくことができます。意識が変われば行動も変わります。認知バイアスに陥らないためにも、バイアスについて知っておきましょう。
ただし、忘れては意味がなくなります。定期的に勉強しましょう。
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