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特養の中で起きていること。転倒事故とリスクマネジメント

おはようございます☔
 今日は、私が現在働いている特養(特別養護老人ホーム)のこと、ご利用者の転倒事故について簡単に説明できたらと思います。
私が働いている特養は「従来型」と呼ばれる施設です。特養には、「従来型」「ユニット型」の2つに分けられています。違いについては、また後日投稿します。
 1つの階に約35床、横長のフロアになり、中央に食堂とスタッフ室がある施設です。センサー反応やナースコールが鳴れば、タイミングによってはフロアの端から端まで移動することもあります。1回の夜勤(16時間勤務)で、2万歩以上歩くことになります。他ご利用者のオムツ交換中にセンサー反応があり、急いで向かうも間に合わず、転倒されていたことは何度もあります。
 特養に限らずですが、高齢者施設内での転倒、転落事故は多いです。転倒時に、頭を床に強く打ち付け出血、救急搬送されるご利用者をこの5年で何度も見てきました。夜勤は1人で30人前後のご利用者を対応するので、転倒の対策をとっていても、毎回ヒヤヒヤしてます。
先程の居室での転倒事故事例の場合、事故報告書では、ご利用者のADLによって対策も変わりますが、私の働く施設では、居室環境を見直すことが多いです。
①センサーの種類を変更する、転倒の原因がトイレなら、②ポータブルトイレ(移動式簡易トイレ)を設置する。他にも職員が到着するまでの時間稼ぎとして、③居室内に椅子を並べて置くこと(伝い歩き用)もあります。転倒リスクの高いご利用者には、床に「衝撃緩和マット」を敷いて、転倒時の体への衝撃を抑えます。こうした、事故への対策を考えるのも、介護職員は求められます。
 
 

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