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地味にスゴイ校閲ガール河野悦子

先日までTVerで観ていた

★地味にスゴイ校閲ガール河野悦子


面白かった。

河野悦子は、
ファッション雑誌の
編集者になる事を夢見て
大手出版社に就職する為
なんども落ちるが
やっと就職する事が出来た。
が、しかし
校閲部に配属される。

校閲とは、
文書や原稿などの
内容の誤りや不備な点を直し、
訂正する事。

この校閲の仕事に
惹かれるように
設定されたドラマ
河野悦子を
略してコーエツ(校閲)
校閲になるべくして
選ばれた!
と言うオヤジギャグ

本では『校閲ガール』
宮木あや子
さんが書かれています。
TVerでは、面白おかしく
観ることが出来ましたが
本だとまた違った角度
から校閲のドラマを
観れるのかなぁ?
と思ったりします。

★校閲ガールについて、


私が今ハマっている
マリコ書房でも
紹介されており
某有名〇〇社の
校閲部から
編集部に
移動になる子が
毎年何人かおられると………
その子たちをモデルに
書かれているそうです。

私は、また
マリコ書房の
林真理子さんに
感化されるのでした。

マリコ書房って
裏側を垣間みる
ことができる
これに中毒性を
感じています。
全話観ても
また、観てしまう。
多分3周くらい
観てるかも………(笑

話が、
飛んでしまいました。

★校閲に注目するのにはもう一つ
理由が有ります。

私が、勝手に師匠と
思っている
講談社人事部兼広報担当
バタやんさん。
真夜中の読書会
ご紹介されていた
『文にあたる』の
牟田郁子さん
の会があり、
校閲についての
お話で校閲の仕事を
知りました。

★人気校正者牟田郁子さんのエッセー本

ある本の数業を引用し
そこから関連していく
牟田さんの
お話や考えが広がっていく
と言う構成となっている
そう………
牟田さんご自身が
校正された本の一説
もあれば、
校正や文にまつわる
お話もあり、
本の一説を
ひっぱってきて
お話する部分があるそうです
本の中には、
光野桃さん、
川上未映子さん
三谷幸喜さん
村上春樹さん
などその箇所を読む
だけでも読み応えがある
らしい………
無限地獄本と名付ける
バタやん師匠
お仕事エッセーとして
味わい深い本との事


★校正者とは、


どう言う仕事か?
と言うお話が
なんども出てくる
らしく、
バタやん師匠が
印象に残っている
言葉として、
校正の仕事が向いている
と思っている人は向いていない。
減点方式の仕事だ。

100点満点が前提で
そこから点数が引かれる一方
ファインプレーで挽回もなく
逆転できない仕事だと言う

編集や営業は
たとえミスをして
失敗を犯しても
ファインプレーで
挽回できる

校正が素晴らしかったと
読者からコメントが来るとか
校正さんが素晴らしかったから
本が売れると言うこともない

何も気づかれない事が
ベストだと
書かれているそう。

なるほどーーですよね。
バタやん師匠がいる総務部
と言う場所も
そう言うところ
だと………
自分達の存在感が出ない
方がうまく行っている証拠
らしい。


校閲ガールでも同じ様な
シーンがあったなぁ。

では、

★何に矜持を持って
プライドを持って
仕事をするのか?


文にあたるの帯の一節の
中の引用で

校正者にとっては
百冊のうちの一冊でも、
読者にとっては
人生で唯一の一冊に
なるかもしれない。
誰かにとっては
無数の本の中の一冊に
過ぎないとしても、
べつの誰かにとっては、
かけがえのない一冊なのだ。

沢山のことを
こなしていると
だんだん慣れて
出来るようになる
自信がついて
向いている!
と思うようになる
でも、
ずっと向いていない
と思ってやってる方が
向いているんじゃないか?

★もう一つの矜持として

仕事ってね
それが家事でも
スーパーのレジ打ちでも
例えばデイトレードでも
肉体労働でも
なんでもいいの
種類でもなければ
結果を出すとか出さないとか
そう言うものでもないの
結果なんて運もあるし
そんなもの
いくらでも変わるもの

これは、川上未映子さんの
『すべて真夜中の恋人たち』
と言う小説の一説を
牟田さんが引用している
そうです。

ここに出て来る主人公は
校正の仕事をされている
その人が友達に
フリーランスの
仕事を薦める
小説の下りの一説で
牟田さんが
引用したセリフ
私はね、信頼できる仕事をする人が
好きなの
と言う
こう言っちゃうと
なんだか
まるきり時代錯誤の
バカみたいなんだけど
と自嘲しながらも
自分の人生において仕事と
言うものをどんな風に
捉えていてそれに対して
どれだけ敬意を払って
いるかが気になってしまうのだ。

何にどれくらい敬意を
持って働いてる人なのか?
が似ている人
それが
信頼できる仕事をする人
と言うこと

と、真夜中の読書会で
バタやん師匠は
力説しています。

なるほど………

牟田郁子さん
穏やかな
お人柄から
熱いものを感じます!
これぞ
地味にスゴイ校閲ガール

まだ、『文にあたる』を
読んでいないので
早く読みたい!

…………………………
自己紹介
noteがスキ❤️になってきた。より

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