Ergo exbibamus (ゲーテへ)

(この詞はゲーテの書いた飲み歌ergo bibamus 「故に飲もう」の再悲詩・現代風で悲劇的の最解読であります。ゲーテの原歌詞はwikipediaに参照してください。)
固くデレデレするな、プラシア人
酒の尽きる日はさかなが泳ぐ!
exbibamus; 忘れても良いさ
酔いの忘れは良い忘れ
ここで語った盃は昨日の酒
落ち溢れて河に混ざった!
ergo exbibamus* 忘れっぽい老人は
呑まなくても 足笛を吹き 
静かの過去の酩酊の河は
葦舟を乗って音符の乗りを越えた
ergo exbibamus あしのおとはよしのおと!
呑んで 呑ませて 呑めたりなくて
空っぽの盃は河へ放り出そう
かっぽ、かっぽ からっぽ あの遠く場所へ行く 舟を
追いかけて  ergo non bibamus*
酔わない酒は良い酒だ!
bibo ergo exbibamus*
この不確かな三千の夜の世の移りゆく 
不確かな景色は誰とも真の酔いを知れず
繰り返す甘い露を飲む華園の輪廻は
土の下にいる黒き洞窟の光明へ戻す
この永劫の虚ろの呑み渇きを満たす盃は語る
ich trinke, also trinke ich vom Trinken auf*
この刹那の憂を飲んて 
脳も心も腸も性器も経て
小便になって河に出そう
口笛を歌い流れ、河辺を沿って
無限の美しさを持つ黒い玉壁の森を渡る獣道で
月明かりだけに照らされて旅をしよ
この暗闇と影に漲る緑の谷は
金木犀の香りのするよい盃だ!
nos biberimus*
nos biberimus
ergo exbibamus
夜が降りてくる
幽宵(ゆうよい)の星が私の盃の上で
一滴

河に落ちたら裸で泳ご (urinare!)*
こよいの月はさいげつのように四肢をしびれる
月のあかりは冷たくて、銀色の、砕けた鋭い泡色の雫みたいだ 今宵の月は!
子供は河の中で小便するな!  hah hah hah

*ergo exbibamus 故に(私は)飲干そう
*ergo non bibamus 故に(私は)飲みそうもない
*bibo ergo exbibamus 私が飲む、故に飲み干そう
*ich trinke…
私は飲む、故に私は飲み干す事からまた飲む
*nos biberimus
私達は既に呑み込んだそうだ

*urinare ラテン語 水に潜り=> urinate 英語 小便する


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