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1月15日/悪や不幸でさえ善を引き立てるために存在する

"人生の目的や使命の問題の対をなすのは、
人生の価値の問題である。

この点については二つの対立的な立場がある。

そしてその二つの間には、
考え得る限りの様々な仲介の試みがある。

一方の立場は語る。

-------「世界は存在し得る最上のものであり、
この世界での生活や行動は
計り難いほどの価値を持つ。

全ては驚嘆に値するほどに調和した
合目的的な共同作業を示している。

見たところ悪や不幸のようなものでも、
高次の観点からすれば善であると認められる。

なぜならそれは善を引き立たせるために
反対を表しているのだから。

善を正しく評価できるのは、
それが悪を克服したときである。

不幸もまた本当に現実的なものではない。

私たちは幸福のより少ない状態を
不幸であると感じる。

不幸は善の不在であり、
それ自身で意味を持つものなのではない。」"

                                             <<自由の哲学>>



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