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【雑記】なんで急に大河ドラマを見始めたのか

こんにちは、ニコライです。今週は連載はお休みで、代わりに【雑記】になります。

今年の1月7日から始まったNHK大河ドラマ「光る君へ」。毎週楽しみに観ています。しかし、実を言うと、僕は大河ドラマをほとんど見たことがありません。そんな僕が、なんで急に「光る君へ」を見始めたのか、というのが今回のお話です。


1.なぜこれまで大河ドラマを見てこなかったのか

まず、そもそもなぜ今まで大河ドラマを見てこなかったのか、という理由ですが、2つほど考えられます。

第一に、僕は日本史についてあまり詳しくない、という理由です。高校の時は世界史と地理を履修しており、日本史には触れていませんでした。大学では日本史の講義にも出席していましたが、大学の講義はテーマ性が強く、あまり体系的とは言い難かったとと思います。そうなると、僕が日本史を体系的勉強したのは、中学の時が最後、ということになります。つまり、僕の日本史への理解は中学校でストップしているような状態なのです。

こういうこともあって、僕は日本史への理解が浅く、理解が浅いことで興味も薄くなっているような状態にあり、日本の歴史をテーマにした大河ドラマにも手を出してこなかったのではないか、と思います。

そして、もう一つの理由は、一つ目の理由と関連して、詳しくないからこそ、ドラマではなく、専門家の書いた本から入りたい、という気持ちがあった、というものです。「大河ドラマで日本史を勉強した」という方もいらっしゃるのではないかと思いますが、僕は「史実は史実、フィクションはフィクション」と切り分けたい気持ちが強く、詳しくない分野にフィクションから入ってしまうことに抵抗がありました。

しかし、日本史の本になかなか手が出せず、結局今の今まで放置してしまっており、そうしたことからフィクションである大河ドラマにも手を出さない、という状態が続いていたのです。

2.なぜ「光る君へ」を見始めたのか

さて、そうした僕が、なぜ「光る君へ」を見始めたのでしょうか。

第一に、平安時代は少なからず興味のある時代だった、という理由です。なぜかというと…


野村萬斎主演の映画『陰陽師』
僕はこの映画が大好きで、夢枕獏の原作小説も読んでいました。飄々とした晴明と生真面目な博雅のコンビ、時に機転の利いた事件解決があるかと思えば、後味の悪いラストを迎える物語、グロテスクでおどろおどろしい悪霊・魑魅魍魎たち、そしてそうした中で何気なく描かれる平安の人々の生活。平安時代というとこの作品のイメージが強く、面白そうと直感的に感じたのでした。

第二に、大河ドラマというと、源平合戦、戦国時代、幕末という3つの時代を扱った作品が多い中、平安時代という珍しい題材だったことも興味を引きました。合戦のような派手なシーンがない中、紫式部という平安の女流作家を題材に、制作陣はどのように料理するのか、ということが気になったのです。ちなみに、『源氏物語』自体はまだ読んだことがありません。読んだことのある古典は、『更級日記』と『方丈記』くらいです。

紫式部といえば、秀才でありながら人目ばかり気にしている内気な性格、一方、よくライバルのように言われる清少納言は、勝ち気で自己主張の強い女性、深くは知りませんがそのくらいの知識はありました。彼女たちがどのように描かれるのか、というのも注目した点です。一般的に歴史上の人物とは個性の強い人ばかりですが、平安時代の女性は特に個性派ぞろいな気がします。ちなみに、僕が一番気に入っているのは菅原孝標女です。

3.これまでの感想とこれからへの期待

そんなこんなで放送開始から見始めた「光る君へ」でしたが、これが大当たり、めちゃくちゃ面白いです。

個々のエピソードの感想は視聴後に投稿していますので、ここでは省きますが、僕が注目してしまうのが、平安貴族のドロドロ宮中劇ですね。戦いのシーンがない分、そこが物語の色付けになるのだろうと思っていましたが、兼家が権力を掌握していく過程といい、その後の道隆による独裁、道長と伊周との対立など、恐ろしいような、胸糞悪くなるようなシーンが多く、平安時代の雅なイメージの裏側を見たような感じです。

もちろん、史実ではない部分も盛り込まれていることは認識しております。そもそも紫式部の幼少期など史料は残っていないわけですし、ある意味、史料がない分、制作陣の想像によって脚色できる幅も広いのかと思います。大学のときの日本史の教授は大の大河ドラマ嫌いで、「私はあんなもの見ません」と断言している方でしたが、僕はそこまで硬くならず、フィクションはフィクションと割り切って広い心で観られたらと思います。

され、僕は日本史に詳しくない分、「ネタバレを食らわない」という強み(?)を持っています。今後物語がどのように展開していくのか、実際に本編を見るまでわからないため、それが続きを見たいという気持ちにつながっているようにも思います。特に、最高権力者となった後の道長のことは、「この世をば」の歌を詠んだことぐらいしか知らないので、彼とまひろの人生がどのように再び交差していくのか、とても楽しみにしています。

4.まとめ

明日は19話の放送日です。いよいよ伊周退場でしょうか…?また事件の予感のする次回予告です。

現在連載の方がもうしばらく続く予定ですが、終わったら平安時代の歴史について調べたいなと思っています。何分詳しくないものですから、もしおススメの書籍がありましたら、教えていただけるとめちゃくちゃ嬉しいです。また、時間があれば、『源氏物語』もちゃんと読んでみたいです。いきなり古文を読むと挫けてしまうと思うので、まずは現代語訳からですかね。できれば放送終了までには読み終えたいです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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