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“人の10倍仕事が速い”著者らが実践する、仕事を爆速で終わらせる4ヶ条

「いつも仕事が終わらなくて、残業したり休日に食い込んだりしちゃう…」

こんな悩みを抱えるビジネスマンの皆さん、結構いらっしゃるのではないでしょうか…!

特に若手の方々はやる気に満ちあふれ、ついつい無理をしがち。でもあまり無理が続くと、ある日ぶつっとモチベーションが切れたり、体に不調をきたしたりしてしまいます。

仕事のやり方については、私も就職して9年目、試行錯誤を繰り返してきましたが…

2年前に出会った元マイクロソフト伝説プログラマー中島さんの著書内容を実践したところ、本当に仕事を早くこなせるようになったんです!

さらに最近発売されたクリエイティブディレクター水野さんの本もとてもオススメ。

このお二方、驚くほど似た工夫をしていてとても参考になったので、まとめちゃいます。

目次
1.仕事を爆速で終わらせる4ヶ条
2.「仕事を最速で提出」は正しい?
3.その他、本に書かれている大切なこと

1.仕事を爆速で終わらせる4ヶ条

大前提に、なぜ仕事を早く終わらせるのがいいかというと…仕事のアウトプットが高まるから。

「え、じっくり時間をかけた方がいい仕事ができるでしょ?」

一見そう思うかもしれませんが、実は2人の主張は逆。中島さんは著書の冒頭でこんな事例を挙げています。

ミズーリ州のとある病院の経営者は、手術室が足りないことで悩んでいました。医者は十分な数がいるのに、手術室が足りないのです。
(中略)
病院はどのような対策を取ればいいでしょうか。選択肢は2つあります。
1 医師の残業を増やす
2 手術室を増やす

皆さんは、どちらだと思いますか?

実は答えは…


「手術室を一つ使わずに空けておく」という第3の選択肢。

なんとこの方法を取り入れたところ、受け入れられる手術数が約5%増えたそうです。

そのメカニズムは本を読んでいただくとして…ここで大切なのは、『時間の使い方』が仕事のアウトプットにいかに影響を及ぼすかということ。

その神ワザ4ヶ条をまとめました!

①〆切を早めに設定する
中島さんは「まずタスクにどれだけの時間がかかるかやってみるために2日もらう。その2日間で“ほぼ完成”まで持っていく。できなかったら危機的な状況と認識し、スケジュールの見直しを交渉する」と言っています。

もしトータル10日見込めるなら、2日で仕事の8割を爆速で集中的に終わらせ、残りの8日で仕事の完成度をしっかり高めていくことがマストなのです。

一方水野さんも、「クライアントとの〆切の前に、自分の中の“プレ〆切”を設定する。プレ〆切は本当の〆切の1週間前、遅くとも5日前」と言っています。

仕事の速い人は〆切より1週間も前に仕事の8割を終わらせ、残りの期間で完成度を高めていくのですね。

②マルチタスクはしない。時間を分割して同類タスクごとに集中
作業をしながら、メールが来たらその都度返す…これでは集中がいちいちキレてしまい、仕事のスピードが載っていきません。

中島さんは、なんと午前中でほぼ全ての仕事を終わらせるとのこと。

「4時に起床して2時間半で1日のメインの仕事を8割終わらせる→朝食→お昼までの4時間で全ての仕事を終わらせる→午後はメールや打ち合わせ、アイデア出しなどを流しで行う」というスケジュールで動いているそうです。

水野さんは『時間ボックス』をつくり、各タスクがそれぞれどのくらいかかるかを当てはめていってスケジュールを立てるそうです。この時重要なのが、不慮なことが起きた時のために『余白のボックス』もつくっておくこと。

そして2人とも共通して、「同カテゴリのタスクは連続して行い、ばらばらに分散させない」と言っています。

例)A社関連の調べものと資料作りを連続して行う→B社の見積もりと各所への連絡を連続して行う

③常に「これが正解か?」と考え続ける

ぼくは、つねに自分を疑います。
「ほんとうにそうかな?」「もっといいやり方はないかな?」と疑う。

水野さんはこの後、「答えまで最短距離でたどりつくことをあきらめてはいけません」と言っています。

皆さんご存じ“くまモン”も、初めはキャラをつくってというオーダーはなかったとか。

クライアントの意向をそのままとらえるのではなく、「PRに最適な方法は何か」を考え抜いた結果、ただロゴをつくるより、キャラにした方が良いというベストなアイデアが生まれたそうです。

④考えるより手を動かす
仕事は常に、自分の思い通りには運びません。せっかくいいアイデアを話しても、「売上立つの?」「●●部が反対するよ」こんな声にしゅんとしぼんでしまうことも。

だから中島さんは、「プロトタイプを先につくる」ことを実践しています。言葉で説明が難しい時は、ある程度形にしてしまった方がイメージが共有しやすく、賛同も得られやすいそう。

プロトタイプに時間をかけすぎては本末転倒ですが、一定のレベルで自分のアイデアを(図などでも)可視化することは確かに大切。

アイデアの理解という点では、プロトタイプ(デモ)>図示>テキスト>口頭の順に頭に入ってくると私も実感しています。

2.「仕事を最速で提出」は正しい?

そんなお二方ですが、1つだけ意見が真逆なところがありました。『仕事を最速で提出する』についての見解です。

プログラマーの中島さんは「余裕を持たせる派」。

そうでないと次の仕事も短い期間で設定され、「前もできたから、できるだろ」と上司からの要求が高くなってしまうと。

一方でクリエイティブディレクターの水野さんは「すぐ提出派」。

そうするとクライアントからの信用度が上がり、次の仕事が依頼されやすくなるからだそうです。

これはどちらも正しいですし、サラリーマンor自営業という立場の違いや、自分の性格によって合う方を選ぶのがいいと思います。

とはいえどちらのやり方でも、「自分にとって余裕のある期間を設定する」「集中すべき時にできるように、ルーチンで回すところ、流しでできる時間をつくる」という共通の考え方が2人の根底にはあります。

3.その他、本に書かれている大切なこと

ここではとても各書の良さを紹介しきれないので、気になったフレーズをいくつか記載しておきます。

・集中力の秘密は「界王拳」
・長期の仕事は縦に切る
・人が行動を習慣化するには、●日必要
・集中しなきゃいけない仕事なんかするな
・冴えたアイデアを生む思考とは
・あなたが寝る前にやること

中島さんの本は、「サラリーマンとして社内でどう仕事を進めていくか」や「タスクをどう整理して効率的にこなすか」という視点で書かれています。

・「発想のチャンネル」を替える
・仕事の曜日を決めてしまう
・「言葉のものさし」の違いに気をつける
・自分の頭の中に思考を入れておかない
・打ち合わせに臨むときは準備しすぎない
・なるべく「ボール」を持たないようにする

水野さんの本は、「クライアントとどう仕事を進めていくか」「クリエイターとしての思考法や仕事の段取り」という視点で書かれています。

結論にかえて

ちょっと余談ですが、最近見たツイートでとても印象的なものがありました。

元博報堂で、現在「The Breakthrough Company GO」代表取締役 の三浦さんのツイート。「同じ人間だから作業速度や処理能力はそこまで差はつかない」というのが、私的には目からうろこでした。

そっか、、仕事が速い人は作業速度というより、(思考回数含め)時間の使い方がうまいのだなと!2つの本の知見とも、1本の線でつながった気がしました。

皆さまもぜひぜひこの2冊、読んでみてください!あつくオススメします♪

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