大脳皮質は、30回同じ話を聞かないと書き換えられない 〜本当の事を「学ぶ」ことは難しい〜
大脳皮質(だいのうひしつ、英: Cerebral cortex)とは:大脳の表面に広がる、神経細胞の灰白質の薄い層。その厚さは場所によって違うが、1.5mmから4.0mmほどで、大脳基底核と呼ばれる灰白質の周りを覆っている。
知覚、随意運動、思考、推理、記憶など、脳の高次機能を司り、神経細胞は規則正しい層構造で整然と並んでいる。両生類から見られる古皮質と、哺乳類で出現する新皮質がある。個体発生の初期には古皮質が作られ、後に新皮質が作られる。アルツハイマー病ではβアミロイドの沈着による斑が観察される。(ウイッキペディアより)
(以下HPより)
|20万年前~現代:ホモ・サピエンスの登場
脊椎動物の進化の初期の段階では、脳は神経細胞が集まった“膨らみ”のようなものに過ぎなかった。やがてこの膨らみはヒトへの進化の過程で大脳、間脳、中脳、小脳、延髄、脊髄からなる複雑な構造を形づくり、個体の維持だけでなく高度な精神活動を可能とする器官となった。
原始的な霊長類からホモ・サピエンスへと進化する過程で、大脳皮質は厚みが増しただけでなく表面積も著しく拡大した。また、大脳皮質はより深く複雑なしわをつくって容量を増やし、大脳新皮質の感覚野、連合野がさらに発達した。小脳も大きくなり、ヒトの複雑な動きを可能にした。
霊長類の登場から現在にかけて、大脳新皮質はそれまでの生物史に例がない速度で拡大・発達していった。大脳皮質の中でも新しい皮質(新皮質)は高等動物ほど発達しており、霊長類では認知や思考、判断といった知的活動を司る部位となっている。
こうした変化によって頭蓋容量は1400cm^3まで拡大し、ヒトは抽象的な思考が可能となった。
脳が進化したことにより、思考や創作活動の幅が広がった。たとえば、動物の骨や牙・角を利用してネックレスやペンダントなどの装飾品やフルートのような楽器、裁縫に用いる縫い針、油を燃やすオイルランプなどがつくられるようになった。今から2万5000年前には、動物の油を用いて絵の具を作成し、洞窟の壁に様々な色で牛の絵を描くことも可能となった。
(以上)
人の脳の特徴として、大脳皮質が分厚いということが挙げられます。
ラットの大脳皮質は脳全体の30%ほどですが、人間の大脳皮質が占める割合は75%ほど。
3つの脳の特徴を、分かりやすく図で表したのが、下図(2つ)です。
つまり、大脳皮質の役割↓は、人間だけが特別に優れており、論理的で未来的な思考です。
この大脳皮質は、「論理的」であるがゆえに、厄介な問題を抱えています。
それは、大脳皮質は25歳ぐらいまでの経験や知識で、(一般的には)100%埋まっていしまいます。
大学に行くぐらいまでで、出来上がってしまうと言い換えることが出来ます。
つまり、若い頃の教育が、とても重要なのは、最も人間らしいとされる、大脳皮質の知能・記憶・創造・倫理・繊細な運動の機能を形作ってしまうからです。
終戦から75年を振り返ると、日本の教育は米国から押し付けられた、欧米志向の、欧米人が絶対優位であるという思想・思考を大脳皮質に刻み込まれた歴史と言えます。
その典型は、欧米に都合が良く、欧米人が優れているという、事実・真実でない歴史教育、優れた(日本人の)道徳感の否定、食生活の欧米化、大手メディアによる偏向と利権主義的報道などでしょう。
ここを詳しく話すと、本論から大きく外れるので、省略します。
では、25歳までに出来上がった大脳皮質を、それ以降の人生、100年生きるのですから、残りの75年間で変えることは出来るのか・・・。
そこが、この投稿の本論です。
結論から言うと、「かなり難しいが、変えられる」と言うことになります。
サムネにある通り、その方法は「同じ話を、30回聞くと塗り替えられる」というのが真理です。
30回は、私の考えではなくて、ある超一流の科学者の論(概念)です。
私の長年の知識や経験から考えても、理解しやすい理論かと思います。
私の理解によると、(一般の方にとって)
・最初の10回同じ話を聞くと、「あれ?! 自分の正しいとする考え・意見と違う」と漠然と感じます。
・次の10回で、「自分の考えが、根本的に間違ってるかもしれない・・・」という考えが浮かんできます。
・最後の10回で、「この新しい情報・考え方が、科学的な事実と真実である」として、大脳皮質を書き換えることが出来るのです。
注:私の大脳皮質レベルでは、こんな感じ(表現)であることを、ご了解下さい。
こうした事実から、年を重ねての、「新しい知識や経験を学ぶ」ことは、とても難しいことになるのです。
特に、エリートといわれる超高学歴の方においては、大して意味のないプライドや根拠のない自信が誰よりも強すぎて、大脳皮質を書き換えることは困難を極めます。
人生における最も難しいテーマ(大脳皮質)に挑戦する、前向きで、向上心があり、学ぶ力のある方は、「大脳皮質を常に30%空けておく」ということを、生涯に渡り、訓練し続けななくてはいけません。
そもそも、人の知識や情報といった科学的な事実(歴史的な事実も)は、どんどん進化しており、最新の研究や情報により、書き換えられ、新しく追加されます。
例えば、
「日本人は(アフリカから)どのようにして来たのか」という根源的なテーマも、最新の遺伝子科学技術によると、中国大陸(中国人と全く遺伝子が違う)からではなくて、どうも現在の東南アジア(沿岸)を経由して辿り着いたと言うことが史実です。
健康でいうと、タバコは肺がんの主たる原因でなかったと言う、科学的データも出ています。
糖尿病は、ご飯を食べた方がいい。
血圧を無理に下げると、癌になる。
何千年も続く日本食(遺伝子の問題)以外の欧米や他国の食事を摂ることは、20%ぐらいに留めないと、健康被害があることも分かってきています。
日本では、CO2を増やさないと、米が取れなくなり海洋資源(魚)も枯渇してしまう。
日本の大手メディア(NHKも含む)は、偏向(政治的)報道と金儲け主義で観る価値はありません。長年に渡り見続けると、非科学的な事実で、人生での判断を誤ることになります。
こういった最新の科学的情報は、山ほどあります・・・私の投稿で、今後も皆様のお役に立てるように、今後も発信し続けたいと思います。
さて、最後に・・・ここまでの情報を聞いて、「何だかスッキリしない」と感じられる方は、この投稿をあと29回読み直すことをお勧めします。
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