見出し画像

2017年11月、福島。〜富岡駅

11月27、28日の2日間、写真家Nさん、双葉町のOさんの案内で、富岡と双葉と浪江を取材してきました。浪江ではNさんの知人Mさんの自宅に上がらせてもらい、屋内の線量がいかに高いか、そのような場所が避難指示解除されることの狂気について考えさせられました。ひたすら写真を撮りまくり、900枚近く撮影してきました。全てをしっかりと心に刻み、今後の作品制作に生かしていこうと思います。

27日は集合場所である富岡駅まで、鈍行列車に揺られて5時間半かけて行きました。

画像1

小山で乗り換え

画像2

水戸線へ

画像3

画像4

画像5

のどか

画像6

水戸で乗り換え

画像7

画像8

のどか

画像9

8ヶ月ぶりのいわき。

小山〜水戸〜いわきを通るルートは3回目。最も運賃が安く済むこのルートが自動券売機で買えないというJRの姑息な手段(笑)を目の当たりにしつつ、この季節に行くのは初めてのせいか、3回目でもあまり退屈せずに行けました。

画像10

画像11

駅前広場

画像12

いわき駅で同行する予定のKさんと会う。

画像13

画像14

画像15

いよいよ来た

画像16

画像17

画像18

フレコンバッグ。一見減った。つまり、移動した。

画像19

竜田駅。つい1ヶ月ほど前までは、ここが終点だった。

画像20

初めて乗る区間。富岡駅へ。

画像21

富岡駅が近づくと、フレコンバッグは今まで以上に増える。

画像22

瓦礫の収集所

画像23

フレコンバッグ。廃棄物? いや、ここにブチ込まれるまでは皆貴重な財産だった。

画像24

中間貯蔵施設。ただの箱。

画像25

下車

画像26

10月21日開通、その日だけ賑わったホーム。

画像27

画像28

あの橋桁は、フレコンバッグを運ぶためだけに作られる。

画像29

画像30

改札のない富岡駅。そしてモニタリングポスト。

駅のモニタリングポストの値は0.072μSv/hだが、駅を出ると0.2μSv/h以上は普通にある。

画像31

画像32

画像33

富岡駅前は広い

画像34

写真家Nさんと落ち合い、車に乗り込む。

画像35

ガイガーカウンターセット。

富岡駅前にはフレコンバッグが山のように積まれていました。これでも人目につかない場所にいくらか移動したようですが、尋常ではない数のフレコンバッグを隠すことは出来なかったようです。

竜田〜富岡間の常磐線が開通したとき、毎日新聞はこの隠しきれないフレコンバッグと列車をともに撮影し、一度はWEBに掲載しましたが、某フリーライターをはじめとしたクレーマー集団により炎上し、写真差し替えを余儀なくされました。こうして事実は隠され、福島の現実は首都圏で伝えられずに忘れられていくのでしょう。

<続く>



サポートしていただけると大変ありがたいです。いただいたサポートは今後の取材活動や制作活動等に使わせていただきます。よろしくお願いします!