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寝ているのか起きているのか分からない。
夢の中のように、日々の生活を少し違うところから客観的に見ている。生きているってなに。



大好きだった友達が、自分のことを雑に扱っていることに気が付いた。悲しかった。
でも私は好きだったから、そっと距離を置くことなんてできなかった。その子の為に厳しい言葉をかけることも怖くてできなくて、ただ笑って「そういうのよくないよ」って言うしかなかった。
そんな弱い自分が嫌だった。私の弱さも含めて、私そのものを認めてくれていた(と思っていた)彼を失うのがとても怖かった。


彼には私の本気度合いが伝わってなかった。ショックだった。
その後3時間も話してくれたけれど、それは久しぶりの電話が楽しかったからじゃなくて、ただ私が気を損ねないようにしていただけかなって今は思う。先輩のご機嫌取りをするみたいにさ。
私への愛そんなもんかと思った。もっと危機感もってよ。私を失う危機感。

自分から人が離れていくのが怖いだけ。私も。


正論を淡々と述べてあなたを批判して苦しめたいわけじゃない。もういいかな。1年半楽しかった。ありがとう、

私の生活には色々な所にその友達との思い出が蔓延っている。私の記憶は考えれば考えるほど深く刻まれる。
彼と2人でいろんなことを議論して考えて共有して共感して。記憶が深くなってしまった。
語った場所、落ち合った時刻、歩いた道、全てが彼と繋がっていて私に思い出させてくる。生きづらいね。笑っちゃうね。

彼と仲良くなって、互いに呼び捨てに変えて、朝まで公園で語り合った日、これが全部夢だったらどうしようねって話したんだっけ。
あなたとの今日まで実は全部夢でしたっていう夢オチでいいよ。
彼は忘れるのに私は一生忘れられないから、いっそのこと無かったことにして欲しい。



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