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美しいものは目の前にある。

先日歩いていると画廊があった。
時間もあるのでふらりと寄ってみた。

そこで目を引いたのはゴッホの言葉。

「美しい景色を探すな。
景色の中に美しいものを見つけるんだ」。

なんとも深い言葉。

たしかに僕たちは
美しいものを探し求めている。

行ったことのない場所、
見たことのない風景、まだ出会っていない人。

ゴッホは目の前の景色の中に
美を見つけることの重要性を説いている。

新しいものを追い求めるのではなく
既にあるものから美しいものを見出す。

言葉の意味を考えていると
なんだか、ハッとさせられた。



どんなに平凡な景色でも
その中に深い美しさが隠されていることを
ゴッホは発見したのだろう。

彼の作品に登場する
ひまわりもそうなのかも。

単なる花ではなく、生命の躍動や暖かさ、
そして希望の象徴として描かれている。

日常の些細なありきたりの風景の中に
深い意味を見出すこと。

それが出来ると日常が
少し変わって見えてくるかもしれない。


どうやって僕たちは
その「美」を見つけ出せるのか。

視点を変えることが必要だ。

日常に埋もれて見過ごされがちな
小さな瞬間に目を向け、
その中に潜む美しさを探す。

雨上がりの水たまりに映る空、
夕暮れ時の街の灯り、普段通り過ぎる道端の花々。

これらはすべて、普段の生活に既にある。

見ようとしていないから
気づいていないだけ。



美しい景色を求めて遠くへ行くのではなく、
足元の景色の中に美を見つける。

日常に新たな色彩と深みをもたらし、
毎日の暮らしをより豊かなものにする。

この言葉は単なる芸術論ではなく、
人生の豊かさを深める人生哲学と言えるかもしれない。

美しい景色は、遠くにあるのではなく、
僕たちの目の前に既に広がっている。


エッセイシリーズ 〜バックナンバー〜



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#1億円日記 Vol.107


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