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今日は"文化の日" 文化の破壊は国家の破壊に繋がる

今日は文化の日です!
「国民の祝日に関する法律」によれば、文化の日は

自由と平和を愛し、文化をすすめる

日として制定されています。元々11月3日は明治天皇の誕生日であり、明治時代は天長節として祝われていました。崩御以降は戦前まで明治節として祝日に制定されていました。その後戦後の1947年の祝日法制定により現在の文化の日として制定されました。

▼祝日の詳しい解説はこちらから

多様性 × 文化の破壊 = 社会の二極化

文化の日ということで、今回は”文化”についてお話ししようと思いますが、隣国の中国では”第2の文化大革命”と揶揄されるほど、ゲームやアイドル活動の規制強化や、共産主義の思想を学校教育に導入するなどの思想統制=文化の規制に動いています。背景には国家の体制強化などの理由があったりするが、事実上の文化の破壊活動です。共産党政権による統制社会の中でもゲームやアイドル市場は拡大しており、多様な文化が広がっていました。しかし、原理主義に帰るような政策は国内の世論を二分しかねず、社会の混乱を招いてしまいます。

そしたら日本はそういったことは全く起きていないかというとそうではありません。以前も紹介しましたが、Vtuberの戸定梨香が千葉県警による交通安全運動の活動を動画で宣伝していたら、全国フェミニスト議員連盟から「性的な格好での宣伝は子どもに悪影響を与える」との抗議を行い、千葉県警が動画を削除する事態になってしまったというニュースです。これには議員連盟への数万件の抗議署名が集まり、千葉県警にも一部批判が集まりました。日本のみならず世界にも拡大していくVtuber文化ですが、今回の出来事は前述した中国の規制強化と性質は同じように感じます。LGBTに代表される”性”に対して多様性が広がっている中でのこうした抗議は、”性”に対する価値観の”二極化”を生む契機になり、却って多様性の形成に悪影響を与えかねません。

社会の二極化 × 文化の破壊 = 国力の低下

文化の破壊は社会の二極化につながりかねないという話をしましたが、この状態でさらに破壊活動が続くとどうなると思いますか。私は国力の低下につながると考えます。前述した2つの事例はともに経済にも損害を与えています。中国の規制強化は規制対象の市場を強制的に縮小させることになり、日本のフェミニストによる抗議は今後のVtuberの活動を制限させることになってしまっています。拡大している市場を文化の破壊でつぶすような行動はめぐりにめぐって結果的に自国の国力を低下しかねません。

また歴史的に見ても文化の破壊は粛清などの血が流れているケースが多いです。中国の文化大革命も数百万人規模での粛清が行われたともいわれています。また現在アフガニスタンを実質支配しているタリバンも争いで多くの人が亡くなる中で仏教文化の像を破壊したりとここでも犠牲者が出ています。

国家を発展させるためには文化の発展が必要だ

文化の日の意味にもある「自由と平和を愛し」というのは国家の発展に重要な要素を持っています。文化の破壊はそれに逆行する行為であるため、必然的に国力の低下に繋がります。文化の発展はその国を豊かにさせてやがて発展していくということを認識しておくことが大切だと思います!

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