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銀座カフェ パウリスタ

 銀座の大通りにある喫茶店の老舗。

 本気度が違う。

 オランダ人が持ち込んだコーヒー。日本ですぐに普及することはなく。

第1回ブラジル移民がブラジルに到着した1908年(明治41)、ブラジル・サンパウロ州政府は、コーヒーの販路拡張のため、今後3年間にわたり70kg入りのコーヒー7,125袋を水野龍に無償供与し、同時に水野が東京・横浜をはじめ、日本各地にコーヒー店を開店するという契約がなされた

https://www.ndl.go.jp/brasil/column/coffee.html

国立国会図書館のコラム「ブラジル移民とコーヒー」より

 日本におけるコーヒー普及の元祖と呼んで良さそうに思います。

 そして今も社長が豆を買い付けたり、農園を訪ねたり。機会があったらお話してみたいなと思うおじさん。店舗に立つこともあるのかなぁ。

難しいことは置いておいて

 日曜日の銀座。ホコ天をブラブラして暑くなってきたので、立ち寄りました。まさに銀ブラ。

ここで、「ドラフトコーヒー」なるものに出会う。

森のコーヒーと呼ばれる代表作を頂きたく、お店に入りましたが、暑いのなんの。クーラーのよく効いたお店ではあるものの、暑くて暑くて。

「森のコーヒー」ドラフトコーヒー
とメニューにあります。要するに「森のコーヒー」のアイスコーヒーだと分かり、早速オーダー。

アメリカ発祥の新触感コーヒーだとか。Nitro Cold Brew coffeeとも。あー、窒素をぐわーっと入れて作るってことかな。ギネスビール?なーんて思って待っていたら、ギネスビール、来ました。

泡が落ち着いたら飲んでいいですよと。

やはり、ギネスだ。

 

そして一口

ふわーーーっと広がる甘さ。なんだ?これはコーヒーか?

香りだけならタンザニア キゴマ ディープブルーがホイップのような香りがして、ひっくり返りそうになりました。が、香りも味も甘いコーヒーが現れました。コーヒーの味のレーダーチャートに「甘さ」がありますが、最大メモリでも、コナコーヒーの「香り」のよう甘い感じ。たいして甘いことないだろうと思い込んでいました。

これは、私記録更新です!

甘さに包まれた、ほんのりとした苦みとコク。
苦手じゃない程度のスッキリとした酸味。
全体的に透き通った上品な後味。

アイスコーヒーなので、ホットよりも強めのローストで仕上げているだろうに、このまろやかな味は、ギネス泡のおかげか??

あまりの衝撃に雑多な面倒ごとがぱーっと飛んで行って、鼻歌交じりで銀座の街を歩いて退却しました。

店頭で自家焙煎所から運んだコーヒー豆を買うことができます。

カフェ パウリスタ
サンパウロっ子と言う名のカフェ
http://www.paulista.co.jp/shop.html

コーヒーメーカーの周辺で繰り広げられることをお届けします。