「黒歴史」とやっと見切りをつけられそう


プロフィール上にも書いてある通り、わたしはとても黒歴史が多い人間だ。


小学生や中学生だった時と比べて今はだいぶ考えて動くようになったけど、
思い出せばえずきそうになるほど無神経極まりないような人間だった。無神経というかクズというか、そう呼ばれても納得できるほどに「全く痛みが分からない」子供だった。そのことを思い出して、今まだ苦しめられていた。



そんな中、出会った言葉が


「自分を受け入れる」


なんだか怪しい謳い文句だけど、この言葉の真の意味を理解して、衝撃を受けた。


きっかけは心理学の講義。私はその時心理学で何を学んでいたか、それはアドラー心理学。
ベストセラーである『嫌われる勇気』のテーマにもなった分野である。目的論だとか自己決定論とかそんなところを学んでいた。

わたしは『嫌われる勇気』を読んだことはないが、万人がこれを読んで衝撃を受けたり、ベストセラーになった理由が理解できる。

わたしが特に衝撃を受けたのは「自己決定論」である。

自己決定論は、大雑把にわたしが解釈したものだと「人は無意識に自分の行動を選択して生きている」というもの。


…ということは、今わたしが後悔でのたうち回っているのも、わたしが「選択」してやっているということ……??


わたしが、「後悔することが最善の選択だ」と無意識に考えていた結果、こんなにも苦しんでいた、ということだ。
このことに気づいた時、急に他者からの視点になって
「なんでお前はこんなくだらないことばかりしているんだ?後悔するくらいなら推しに悶えて飯食ってる時間の方が1000倍有意義だろ!」

…という思考がよぎった。なんだかもう、バカバカしくなってきて、考えることすらやめた。


講義の後、先生と講義の内容について話し合った。講義の内容と、溢れかえりそうなわたしの悩みについても話してみた。



わたし「講義の中で、人は無意識に行動を選択しているなんて怖いな〜と思いました。
先生、少し質問があるんですけど、
わたし、どうしても過去に自分がした行いがどうしても許せなくて。それでまた人を傷つけてしまったり、人から嫌われるのがとても怖いんです」

👩‍🏫「うーん、確かに、人を傷つけてしまうかもしれないという恐怖感や、人から嫌われてしまうのではないかという不安の中で生きるのは、確かにとてもつらいことだよね…
でも、あなたは過去の自分のようにはならないようにと、気をつけているでしょう?」

わたし「は、はい。もうこんなことは繰り返したくないので…」

👩‍🏫「ならいいじゃん!それは成長してるってことだよ。
大体、小学生や中学生の時なんて、みんな自分が可愛くて当然なんだよ」

わたし「あ、そういうものなんですか……」

先生とわたしの話の一部


超、ボロ泣きした。


頭がズキズキするくらいボロ泣きした。
自分を受け入れる感覚って、こんな感じなんだ。


まず、自分のしたことが悪かったとしても、これから加害してしまう恐怖や、それが原因で嫌われてしまう不安があるということを発見したという時に泣いて、
わたしが過去の自分にはならないように反省しているということを発見した時にも泣いた。

わたしは、大きな恐怖と不安の中にいた。
大きな恐怖と不安の中にいようと「選択」していたのだ。


だから、これからは少しでも明るく生きられるように「選択」して生きていこうと思う。


講義後の友達との会話でも、先生とそれぞれの悩みや過去、生い立ちについて話した。


そこでも、家族に対する色々な思いだったり、自分の立ち回りや悩んでいたことなどを話して、
「あ、この人たちもわたしと同じ、色々思い悩んで苦しんできた人間なんだな…」という風に思って、
なんだか親近感が湧いたというか、わたしの中にあった孤独感や寂しさもすっと消えていった。


みんな、同じように悩んで傷ついて、抑えてきた思いがあるんだな……

だから、わたしと同じように過去について悩んでいる人や、つらい思いをしている人にこのメッセージが届けばいい。
生きているだけで大変な世の中だけど、
みんな一人じゃない。だから今から一緒に前を向いて、自分を受け入れて歩いていけたらいいな。

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