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たまには映画の感想でも

最近はプライベート環境の変化もあり、映画鑑賞からはかなり遠ざかってしまいましたが、以前までは趣味として謳える程度に頻繁に映画を観ていました。

とりわけ好んで観るジャンルは、ミステリーとサスペンスです。

演出側が仕込んだ伏線をいかに拾い上げ、本編の理解はもちろんのこと、伏線の回収に別の領域で頭を働かせながらストーリーを追いかけることに喜びを感じます。

先日、「TENET」という映画を観てきました。

あらすじには触れないこととして、あれほど頭をフル回転させながら観る映画に久しぶりに巡り合いました。

淡々と進んでいくストーリーの全てが伏線になっていて、未来に進んでいく時間軸と過去に戻っていく時間軸を頭の中で結合させて、ストーリーを組み立てていくという作りになっています。

何しろ凄い映画でした。


仕事を進めるにあたって、私は常々ロジカルシンキングやクリティカルシンキングを活用するように指導していますが、一朝一夕で身に付くものではありません。

TENETを鑑賞するにあたってはロジカルシンキングは必須で、過去に起こった出来事を情報として頭の中に蓄積し、ストーリーが進むにつれてそれらの情報を引き出しながら新たな情報と紐づけていくという作業をリアルタイムで行って小さな結論を見出すという作業が出来ないと、あの映画を理解することは不可能です。


問題や課題にぶつかった時に、いかに過去の関連情報を紐づけて、いかに不足している情報を集めて、いかにそれらを紐づけて正しい結論に導くかということが、延いては仕事が出来る人と出来ない人の境目だと考えています。


人それぞれ好みがあることは否定しませんが、TENETのような映画を観てロジカルシンキングを鍛えることも、ビジネスパーソンとして重要なトレーニングではないかと思います。


いやー、映画って本当にいいもんですね。


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