『ボクの夢』
ボクの夢はボクの夢として夢のままで
それは油のプールの底を歩くがごとく
伏し目がちな黒目がちの瞳は
外を眺めているように見えて実は内を見ている
翼は空を飛ぶためのものだと決めつけてはいないか
塔は住むためにあるとは到底思えない
木の葉を隠すには森に隠せ
想いを隠すにはどこに隠す?
目が覚めるのと目を覚ますの間には
埋めることのできない深い溝があり
ボクは今その中でキミが来るのをじっと待っている
なんだか眠くなってきたよ
そろそろ目覚める時間だ
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