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そう、私が癌になるにはそんな予兆があった。だけど…

1年前半に、突然体が動かなくなった。
確か建国記念の日の直後だから、2月。

大手の企業に勤めてた私は、
なんだかずっと
居心地の悪さを感じていた。

出産後育児休暇明けからの
自分の在り方は
それまでとは別人みたいだった

嫌われないように、
周りに気を使い


常に人の目を気にして
ビクビクしてばかり

辛くて、苦しくてしょうがない
全く自分を出せないで いた

自分らしくない

自分らしく振る舞う
と言うことが
わからなくなってしまった

どうしたら居心地よく生きられるのか
分からない

誰かに教えて欲しかった
私はどうやって生きたらいいのだろうか?

一挙手一投足、いや一言一句
誰かに指導してもらいたかった

それくらい
追い詰められていた

そのうち
「NO!」が言えない人になっていた

そして
私の価値はどんどん下がっていった

私の価値をどんどん下げていった
その犯人は
私自身だった。。

そんなある日、体がおかしくなった

まずはじめに
耳に異変が起きた

何かベールがかかったようだった
耳に水が入ると
耳が遠くなるように

目の前の人の声が遠いのだ

「あれ?」
なんか聞こえない。。

キーン!
次に頭の中で鐘が鳴ったように聞こえる

「え?!」
なにこれ? 私の頭の中がなんか変じゃない??

それでも、自分を誤魔化しながら
「頑張って」いた
日本人が大好物の「頑張る!」だ

必死だった
ここで生き延びるために
ただ必死だった

それは「何かにしがみついている」
悪く言えばそんな感じ
執着が手放せない状態だ

私にはここで生き残る以外に
生きる道がないのだから!

「頑張らなきゃ!」
「負けるな!ゆり!!」
「こんなことで負けるな!」

必死に自分を鼓舞し続けた

けど、
自分への全力応援も虚しく、

あっと言う間に、
私の身体は言うことを聞かなくなっていった

後になって分かったことだけど、
身体以上に、心は破裂寸前だった

いや、
もう破裂してたんだと思う

だって、その頃の私の口癖は、、、

「早く死にたい…」だったから



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