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のの花日記

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日常のあれこれ
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お話7 声が出なくなること

お話7 声が出なくなること

声が出なくなってきている。歌声のことだ。

私はこれまで、15歳の頃から、35歳の今まで、たくさんの弾き語りをしてきた。
歌は常に私のそばにあって、私を守り導いてくれた。
一人ぼっち孤独の中にいた私を、人前に立たせてくれたのも歌だった。

初めて人前で歌ったのは、22歳のとき。
その頃よく通っていたギャラリーで、個展をしていた方に、オープニングパーティーで一緒に歌わないかと誘われたのだった。
当時

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お話4 好きな人の宇宙

お話4 好きな人の宇宙

どこか、人の世界に触れることは
果てしない孤独を感じることでもある
好きな人なら、なおさらのこと

その人の、ひとつの宇宙を
知ってしまうからだ

人の宇宙に触れた、そのとき
私の宇宙があったことも、まるで、はじめてのように思い出す
宇宙と私は、意識することもなく、いつもぴったり、ひとつだからだ
そこに孤独はない

人の宇宙に触れるとき、私の宇宙を思い出す

そうして孤独を思い出した私は
私の宇宙

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kasumiの自己紹介

kasumiの自己紹介

はじめまして
私のnote「のの花畑」へ遊びに来てくださって、うれしいです。

すこし自己紹介をさせていただきますね

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kasumi

小学生の頃から、精神疾患がありました。
現在は、統合失調症と双極性障害を治療しながら、働いています。

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note「のの花畑」 の由来
野の花畑のように、自由に、豊かに、自然に、自分を表現する場として、タイトルをつけました。
また、ののさまは、阿

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お話3 薔薇の開花情報

お話3 薔薇の開花情報

昨日は、実りのある日でした。

私の詩について、お話を聞かせていただく出来事がありました。

その方は「しとしと あめあめ」の詩を読んでくださり

「どのようなイメージで書いたのか、伝えたいこと、そして背景を教えてほしい」

と、おっしゃって下さいました。

「詩をイメージをすることが苦手で、理解ができないとき、置いていかれたような気持ちになって、とても孤独になってしまう」

ということも教えて下

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お話2 トットちゃんと悩むこと

お話2 トットちゃんと悩むこと

映画「窓ぎわのトットちゃん」を観てから
本の「窓ぎわのトットちゃん」を読み返しています。
たぶん十代のとき、以来です。
最近は、トットちゃんと過ごす日々です。
かわいい本を、ポケットに入れて持ち歩いています。

「トット」は、スワヒリ語で「こども」という意味でもあるんだと、本に書いてありました。
(と、いう偶然を、黒柳さんは、大人になってから知ったそうです。)

だから、「窓ぎわのトットちゃん」は

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お話1 映画「窓ぎわのトットちゃん」 その1

お話1 映画「窓ぎわのトットちゃん」 その1

お正月、三日は、母と姉と私で、映画の「窓ぎわのトットちゃん」を観てきました。
姉は東京から帰省していて、久しぶりの母姉妹三人でのイベントでした。
私は戦争について見るのが苦手なので、映画を観るのは、すこし躊躇していました。
きっかけは私の初夢でした。初夢が黒柳徹子さんだったからです!
それがきっかけで、姉も映画を見る予定だったと知り、みんなで観に行くことになりました。
(ちなみに私の初夢は、まだ2

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