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クマザサの活用

ササの葉、
今の時代、ぜひ活用したいものだと
思っています。

色々と危険がある中、
解毒は必須だと思います。

その対策の一つとして、
笹の葉茶を作って
飲むようにしています。

殺菌と解毒、血液浄化などにも
良いそうですので、毎年活用しています。

笹の葉はいつも家の裏の竹藪の手前で取ってました。

ですが、もっと大きな笹の葉を
先日見つけました。

そこは、人が全く入らない、
ここから先は動物の世界。

大きなササを見つけました。

クマザサです。

新鮮な香りがします。


実は主な用途は味噌の蓋用ですが、
少し多めに採取して、笹の葉茶に
使います。

お味噌の蓋ですが、
ラップだとどうしても、プラスチックで
密封となります。

プラスチックの嫌な風味が出てしまいます。

特に豆麹の場合、木の樽で2年以上の
熟成となるため、ラップではダメなんです。

また、酒粕でする蓋も不向きです。

味噌用の蓋には、これまで色々試しました。

たとえば、和紙。越前の奉書。
良いとは思うのですが、
和紙の繊維がケバだって
しまうことが何度かありました。

人間国宝が作った越前奉書は
確かにいいです。

おそらく、木版画で使っているものと
同じです。

ただ、高価な上、
手間は避けたいところです。

和紙よりも使いやすかったのが、
笹の葉です。

地元の図書館でたまたま見つけた、味噌の本で紹介されていました。

そこで、笹の葉の殺菌効果と
貴重な薬効成分がわずかに味噌に溶けこむという話もありました。

これはもう使うしかない、って思いました。

サランラップなら、わずかな環境ホルモンは
あるだろうし、しかも2年以上はきつい。

ササなら、殺菌、薬効、さらにきっと通気性も抜群だろう。

余談ですが、地方の図書館には、
アマゾンなどで手に入らない、
古い貴重な本があります。

先人の知恵に出会える可能性もあります。

効率は悪いかもしれませんが、
貴重な話が書いてあることが多いです。

さて、ササですが、殺菌効果があるのか、
これまで変なカビは
一度も出たことはありません。

またササ独特の、畳のような香りがただよいます。


大きなクマザサです。人が全く入らないようなところでは、
刈られることもないのか、大きく育ちます。 
葉が大きいと、蓋や笹の葉寿司用として使いやすいです。


なぜか農作業する人の多くは、笹の葉を嫌いますね。生い茂ると邪魔なのか、
また、畑に生えてくると、極度に嫌う人は多いです。

ですが、実はとても身体に良いそうです。
野草茶の中では、笹の葉茶が一番好きです。
薄く、優しい味わいです。
水出しでもいけますし、野草茶のブレンドでも。とにかく大量に生えています。
さっと洗いますが、手を切らないように注意します。
これは黒千石大豆だけで
仕込んだ豆味噌です。表面を軽く塩で覆います。ササの葉を敷き詰め、さらに重しと木の落とし蓋をのせます。木樽で熟成させます。2年は待つので、プラスチックや
ラップでは都合が悪いのです。
豆こうじの量は7分目ぐらいで止めます。というのも、夏には醤油が溢れ出すことがありました。

ササがここで大活躍してくれます。ササの殺菌効果なのか、ダメージなく、良い豆こうじ味噌ができます。

こうじは生き物です。

呼吸しやすい環境が必要です。
特に長期熟成は特に気をつけます。

木の樽であることと、
笹の葉で良い呼吸ができると思います。


木の落とし蓋を使い、上に重しをのせます。この木の蓋は醤油で浸かる可能性があります。
残りの笹の葉でお茶を作ります。
雪平鍋の業務用直径30cmを使っています。
昔、職場で和菓子作りに使っていたものと同じです。とても使いやすいです。
ちょうど良い深さがあり、
熱がよく伝わります。弱火で様子を見ながら、軽く炒ります。
家庭用では大きいとは思いますが、多用途に使えます。あると便利です。
軽く熱するだけですが、ほうじ茶のような香ばしさがあります。

ササは生命力も強く、
立派な薬草です。

真冬の雪にも耐えて育ちます。
とても強い植物で、人の健康にも役立ちます。


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