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無水鍋で焼くライ麦100%パン 7/4

ライ麦100%にしては、柔らかく仕上がったと思います。

粉はシュバルツという、
少し細かめのライ麦粉を使いました。

どうやら、ライ麦粉は、輸入されるものの大半は、飼料用らしいです。
(いくら安全で安価とはいえ、飼料用と聞けば、あまりいい感じはしません。)

ですが、こちらの会社が扱うものは、
製粉用だそうです。

割高にはなりますが、
個人的には
大陽製粉さんが扱うドイツの
ライ麦が今のところ一番です。
(おそらく、ネット上で見つかる範囲の
ライ麦粉は、国産含めて全て
使ってみました。)

ブロッケンという石臼挽きの
同社のライ麦粉がありますが、
こちらはロール挽きです。

粒子がそろっているのか、
使いやすい点が特徴です。

毎回同じ配合、作り方でいけば、
より深くわかってくると思います。

ただ、答えがないからこそ、
配合ややり方を変えてみると、
飽きることがありません。

あえて毎回やり方を変え、
答えのない迷路に行く、
こんなやり方が
あっていいと思います。


粉が細かいと断然扱いやすくなります。
しっとりしています。細かい粉だと、ふるいでも早く落ちます。塩と梅干し/赤しその粉末を足しました。
今回、自家野菜の手作り酵素の搾りかすを
入れてみました。
手早く生地はまとめ上げます。
赤しその黒い点が目立ちますが、見た目等、細かいことは無視します。
梅干しの殺菌の力を活用します。
今回はオーバーナイト製法、一晩だけにします。ふっくらと発酵しました。
無水鍋で焼くときは、生地が鍋にくっつきやすくなります。その対応として、粉は多めにつけます。
大きな無水鍋ですが、パンを焼くにはちょうど良い大きさです。弱火でじっくり焼きます。
今回は約25分、
ガスオーブンとは全く違う仕上がりです。
膨らみがあるものの、蒸しパンに近い感じです。
生地は詰まっているので、柔らかくてもボリュームがあります。ガスオーブンの方がパンらしいですが、
無水鍋の高温で焼くのもまた別の良さがあります
底面が厚くなるのは避けられません。
ガスオーブンよりも、黒っぽい仕上がりです。


使いやすさと風味のバランスでは、今のところ一番いいと思います。同社の別の粗いものの方が風味は
まさります。
弾力があるのも、無水鍋ならではです。ただ、焼いた時のパンの香りは、ガスオーブンにはかないません。
扱いにくさや時間がかかることはあるものの、オーブンなしでパンを焼けるのは、結構便利です。全く別の仕上がりになるのが、興味深いところです。


ライ麦100%だと、たいていの場合、硬いと言われて不評でした。

無水鍋だと、少し蒸しパン風になることはわかりました。

これなら歯が少し悪い人だとしても、
食べやすいはずです。

(ライ麦100%では、ふわふわの食パンのようにはならないです。)


ガスオーブンだと、外側をパリッと焼いてくれます。これは比較し難い長所です。

ライ麦で柔らかい弾力があるなら、
無水鍋の魅力がありますね。

また無水鍋バージョンもしようと思います。

ただ、粉のグレードを落とすと、そもそもライ麦粉だけで生地がまとまらない
可能性があります。

ある程度良いものをを選ばないと、こういう自由な遊びはうまくいきません。

次は小麦を配合してやってみます。

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