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「貢献」できない高齢者が増える時代に。

【貢献寿命】
人間には「健康寿命」があり、それは「貢献寿命」で決まる、という。人間の持つ「他人に貢献している」という実感が、長命には重要な要素だ、ということだ。

それはそういうものだなぁ、というのを、自分も高齢者になって感じるねぇ。

【「デジタル化」で貢献できる高齢者はいなくなる?】
しかし、今の世の中は「今の高齢者が貢献できない仕事」が増えていく。いわゆる「芸」のデジタル化で、素人がかつての玄人のような仕事ができる時代に、一瞬で変わった。昔の「芸」が役に立つ場面は、AIをはじめとするデジタルの道具に、最初に芸を教える場面に限られる。インターネットでそのデータが詳細まで地球規模で共有されるため、多くの「芸」には地域も関係なくなる。「その地域の一番」は、常に他の地域と比較される。結果として、より広域の全体・地球規模で「職人」はかつてより必要なくなり、その数は減っていく。無くなるわけではないが、中途半端な「芸」では生きていけない時代が始まったのだ。数世代、同じものがなんとか生き長らえて来た時代でもなくなった。全てというわけではないが、多くの「芸」は、デジタル化され、人が苦労して時間をかけて得るものではなくなったし、いま、そうでないものも、そうなっていくだろう。自動運転などはその目につきやすいものの筆頭だろうし、プログラミングもかなり多くをAIで合理化する時代が目の前だ。

【減っていく貢献のチャンス】
高齢者個人からすれば「活躍の場が減る」ということになるから「貢献のチャンスも減る」。精神論ではなく、具体的な数字でそれがわかる。

高齢者の貢献できる場は、どんどん減る。これが現実だ。


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