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こんな夢をみました

東の窓のブラインド越しの光が手元を照らしている。

私はグレーの電話の、少し重い受話器を左手に、右手にボールペンを持ってデスクについている。ここはどこかのオフィスのようだ。

何かのリストを見ながら順番に電話をかけている。リストには、個人の名前もあれば、会社の名前もある。その横に書かれた電話番号をダイヤルしていく。少しだけ焦っているみたいだ。

電話の相手は、なかなか出てくれない。さきほどからもう10件以上かけているのに、まだ誰とも話ができていない。

懲りずにまたボタンを押す。今度こそは繋がってほしい。

プルルと3回ほど鳴った時、

「はい、浜辺食品です。」

と若い女性が電話に出た。

「もしもし、はじめまして。私、行基と申します。」

「えっ?行基?あの教科書に載ってた行基さんですか?」

「あっ、はい。つかぬことをお聞きしますが、御社ではお塩を作ってらっしゃいますか?」

「はい、製造しておりますが、重労働の割には生産量が上がらないので、今月で廃業しようと考えております。」

「やはり。失礼ですが、御社ではどのようにお塩を生産されているのでしょう?」

「はあ、わが社では創立以来、浜に海水を撒いて、天日干しする方法で製造しておりますが。」

「そうでしたか、それは大変ですね。失礼ですが、かまどを使って作られれば、労力をかけずに生産量を何倍にも増やせますよ。そのかまどの作り方なのですが、私がご説明さしあげますね……」



以上、香川の名物「かまど」というお菓子を緑茶ともぐもぐ楽しみながら、その「かまど」という名前の由来を読み、「まじか!このお菓子にこんなビハインドストーリーが!」と感動した直後に見た夢でした。

名物かまど

写真はHPよりお借りしました。

お菓子の由来を読んでいただかないと、私の夢の意味は全く不明だと思いますのでぜひご一読いただけたら嬉しいです(笑)。短いので。

その由来はこちら↓


かまどはとっても美味しいお菓子なので、ぜひ一度ご賞味くださいませ。

かまどを食べたことがある方、他にもおすすめの地方銘菓をご存知の方は、ぜひコメントお願いします!


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